「爽快感」クソ野郎と美しき世界 つぐつぐさんの映画レビュー(感想・評価)
爽快感
クリックして本文を読む
4人の監督が織りなすオムニバス映画。
リアルとファンタジー、リアルとちょっぴりした毒舌、ある意味ギリギリ、ある意味リアリティ。とにかく、なんだこの映画は、一体今何が起こってるんだ!!??という感じでエピソード1は進み、あれ?これドキュメント?と思ってるエピソード2になり限りなくリアルに近いフィクションにいろんな思いを重ねていたと思ったら、思いっきり日本映画!!という見ごたえのある3話がやってくる。ぶっ飛んでる世界とリアルファンタジーな世界とTHE映画という世界がやってくる。そしてその別々の世界の住人たちがエピソード4では全く違和感なく融合している。
なんという新しい試みなんだという驚きと、不思議な爽快感と高揚感を見終えたあとに感じる。
今までの映画の概念すら壊されるような感じがするチャレンジングな映画だと思ったし、この作品がきっかけとなり、映画界の作品の未来がまた広がるのではないかと思った。
4つのエピソード全て良かったが、爆笑問題の太田光監督作品は、日本映画へのリスペクトを感じたし、何よりも草彅剛と尾野真千子の組み合わせが絶妙に良かった。短編作品なのがもったいない。草彅剛×尾野真千子で映画1本作って欲しいと思うくらいすごく芝居の相性が良いと思った。一見の価値あり。
コメントする