「密室で精神錯乱」ザ・タンク odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
密室で精神錯乱
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南極に設置されたタンクという密室に入れられた6人の宇宙飛行士たちを描く密室スリラー。予算のないB級映画だから製作費のかからない密室劇にしたのかと思ったがIMDbによると予算330万ドル(4億9千万円)、ひょっとしてほんとに南極ロケかと思ったら撮影はオハイオ大学のキャンパスだというから、何に使ったのでしょう、こちらの方がミステリー。
NASAの火星探検のシミュレーションというなら参加者はプロ中のプロのはず、ところが登場人物はそろいもそろって普通以下、1年以上密室に隔離されたら閉所恐怖症でなくともストレスで精神異常をきたしても不思議はないのだが、菓子を盗られたくらいでもめたり、男女は節操なく不倫、挙句に仲間で殺し合いとはとんだプロット。
それも映画の初めで非道な人体実験と責任者が査問員会にかけられているからオチがもろばれ、そんな必要あるかしら・・。
実際の宇宙飛行士、NASAのフランク・ルビオさんはISS国際宇宙ステーションに事故で1年以上(371日)滞在し無事帰還しているから、やはりプロは別ものですね。
ケリー・マディソンさんは女優で本作が監督デビュー作とか、やめた方がいいでしょう・・。
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