リビング ザ ゲームのレビュー・感想・評価
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ゲームに生きる。
ゲームといえば、失敗してもリセットすればいい。命の尊さを学べない。集中力がなくなる。暴力的になる。ゲーム脳といった理論まで説かれ、社会的には悪そのもの。
このドキュメンタリーで描かれているのは、葛藤を持ちながら考え、仲間・パートナーと切磋琢磨する姿。プライドの為、金の為、自分の人生を肯定する為にゲームを通して世界を転戦する若者たち。
その光景は純度の高い"命"そのもの。
なんの保証もない世界を自らの力で切り開き、ぶつかり合う人間対人間。それらが新しい価値を生み出し熱狂を作り出す。
たかがゲームに人生を賭けた若者たちの姿に心が熱くなった。ラストカットで幕が降りた瞬間すっかり彼らのファンボーイと化してしまった。
ゲーム好き嫌い関係なく万人に見てほしい作品だ。
人生ってこういうもんなんだろうな
プロゲーマーの世界ではウメハラダイゴが圧倒的に知名度高いんだけど、この作品はそれを追いかける ももち にスポットあててんの。ももちは彼女のチョコブランカもゲーマーなの。
ゲームで誰が勝っても負けてもどうでもいいし、それで生計立てようとした ももち とチョコブランカがどうなっても、どうでもいい。
ダイゴは上から目線で色々言うけど、それもどうでもいい。
全部どうでもいいんだけど、すごく共感はできんの。なんでかっていうと、人生って多分どうでもいいんだよね。
それでチョコブランカの話が地に足ついててグッとくる。彼女はゲームのエリートに囲まれた凡人にみえる。その言葉が刺さるって、やっぱりそういうことなんだよね。
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