リアルのレビュー・感想・評価

キムスヒョン 演技👍🏻👍🏻👍🏻

あまり評価はよくないようだが、個人的には役者の演技も作品のスケールも評価したい。
特に映像へのこだわりを感じられた。

内容的にも表現的にも様々な意見があると思う。ありえないと思う部分も随所にあるが、気になるほどではなかった。

取り扱った題材の深い所や、観客に読ませようとする表現などがストレートではない分、理解しにくい箇所が多い。

逆に、何度も観て探っていくには面白い作品かもしれない。

主演のキムスヒョンの強い思い入れが本当に伝わるようだった。

面白いと言うよりも、これってどういうこと？と思いつつ、謎解きしながら観続けて、最後に、なるほどねーと思って納得した映画だった

解離性障害のために精神科に通うチャン・テヨンが「本当の自分」を取り戻す旅に出る物語

話は三部構成になっていて、それぞれに散りばめられたピースを積み重ねて行きながら、最後に全てが完成する

これは、解離性障害を抱えた人の頭の中を映像化したものたけど
その説明が一切ないので、ちょっと理解しにくい

けれど、初めに登場した精神科医をガイドとして
「私があなたの中にいるもう一人を殺してみせますよ」
という言葉を心の片隅に置きながら、この話を観進めていくと、最後のオチがしっくりくる

カジノ経営者のテヨンとジャーナリストのテヨン
彼らを分けたのは麻薬であり、耐えられない現実から飛び出したもう一人の自分である

もう一人の自分でいる時の記憶を全て失うことで、彼らの世界が２つになる
そこで、精神科医はもう一人の自分に実体を持たせ、彼ら同士を対峙させる

そうして物語は
誕生 → 対決 → リアル
へと進んでいく

ちょっと説明不足なところがあるので、分かりづらいところもあるかもしれないけど
現実社会で起きないことは、全て頭の中で起きていると思って観れば、最後に納得できるはず

耐えられないような現実を目撃してしまったことで、麻薬に頼るようになると、精神に異常をきたしてしまうことを、この映画は描いている

と同時に、韓国で浸透していくロシアンマフィアによる麻薬問題も描く

しかし、最後にテヨンが観た世界はどんな世界だったのかを知りたかった
そこが心残り

韓国映画では珍しく、かなりヨーロッパのテイストが濃い映画だけど
これはこれで、こういう韓国映画があっても良いかもな

確かにわかりづらく、支離滅裂なところはありますが。

映像美 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
バイオレンス ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
セクシー ☆ ☆ ☆ ☆
ストーリーわかりやすさ ☆
ストーリー整合性 ☆

映画なので、現実的にありえない内容でいいと思いますが、リアルってタイトルがつくと、違和感があります。

ストーリーもチンプンカンプンで全然面白くなかったです。

ストーリーはわからなくもないが編集でたぶんちんぷんかんぷんに。解離性二重人格っていってもラストはマトリックスだし。つまらなかった。

医者に頼みもう一つのルポライターという人格を追い出す解離性障害＝二重人格障害を持つカジノオーナーの話。

妙にイキっていて終始ガムをクチャクチャいわせて咬んでいるチンピラ感丸出しの主人公。

ギャングに利権を迫られるとか二重人格とかいう設定は良いけれど、植物状態の瀕死の人間に片方の人格を移すとかマスクがとうとかドラッグがどうとか終いには二人になっちゃうし、何をみせたいのかわからない。
幻視だから何でもあり？
しかも永久に増殖できちゃうってことか？

シリアスにカッコつけた雰囲気だけで空っぽな主演のファン向けの作品という感じ。

どこからが幻覚でどこからがリアルなのか、若輩者ではありますが自分なりに監督の意図を考えながら鑑賞しましたが、正直監督の自己満足な部分は否めなかったと思います。
最初に出てきた暴力的な人格と、その後リハビリ担当の看護師同席のところゴムを噛みながら精神科医のカウンセリングを受けていた時の人格は精神科医の会話から別人格と判断していたのですが、その後この二つの人格は一緒になってしまっていて腑に落ちなく…(勘違いだったらすみません)
監督の意図は結局リアルとは？ということを問いたかったのか…複数回鑑賞すると理解できるのか…
ただ、スヒョンさんの演技に対する真摯な姿は見られるので、内容については考え過ぎず鑑賞する分にはファンの方々にとってはいい映画だと思います。

殴り合い、撃ち合い、殺し合い、麻薬、裸… ただそれだけ。なんのストーリーも感動もない。何が言いたいのか最後の最後までわからなかった。どこが、何が「リアル」⁉️
キム・スヒョンもこんな映画が入隊前最後の映画だなんて悔しいと思う。

「星から来たあなた」等で人気のキム・スヒョン主演のサスペンス映画です。
イ・ソンミン、ソン・ドンイルと名優が脇を固めて見応えのあるところなんですが、肝心のストーリーが難解というか破綻していて、イマイチ楽しめませんでした。
それでも、主演のスヒョンは、頑張っているので、彼のファンは必見の映画かもしれません。