「なかなかになかなかな作品・・・かな?」マーシャル 法廷を変えた男 bonさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなかになかなかな作品・・・かな?
118分と程よい時間。
1940年代全米黒人地位向上協会に属する弁護士は
黒人で差別が原因で冤罪になっている人を助けるお話。
シカゴ7裁判と似たような話かな?
と思ったがちょっと違う
黒い司法 0%からの奇跡 の方が似てるっちゃ似てるかな?
時代背景がまるっきり違うけどw
話としては
上流階級の屋敷で運転手として働いていた男が
屋敷の奥様を襲っちゃって逮捕。
で、弁護士はニューヨークからコネティカットまで行って
男が襲っていないって言ってるから弁護するか~って
話が始まる。
結果的には無罪だったんだけど事件の内容はお粗末。
しかし、当時の黒人差別が当たり前な時代では
やはりセンセーショナルだったのかな?
黒い司法を観てシカゴ7裁判を観てからの今作。
まあ、黒人差別を描いた作品は他にもあって
観た事はあり。
えげつない差別の仕方でとにかく胸糞悪くなることが多い。
本作でもラストの方で「白人専用」と書かれた水飲み場が出てくる。
そんな時代の話なのである。
若干脱線したけど
118分特にダレる事も無く意外とライトに作られていて
なかなかに良かったです。
しかし、話が進んでいくうちに何となく先が見えてくる。
なので無罪になるんだろうなって目で見る事となった。
陪審員選びでお高く留まったハイソな女性を陪審員から外すか否か
ってうだりがあったもんだから
この陪審員が活躍するのかなと思いきやそのシーンはなし。
結果的にはその陪審員を選んで良かったのだろうが
何となく物足りなく感じてしまったのは自分だけだろうw
まあ、総じてテンポも良く観やすかったので良かったです。
主人公の「サーグッド・マーシャル」さんは
1967年にアフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事になった
有名な人見たいです。
観てこれと言った得はないかもだけど
損もないので昔の差別事情を知るいい機会になるかもしれません。