劇場公開日 1951年

キー・ラーゴのレビュー・感想・評価

全5件を表示

3.5地味でかっこいい 映画

2024年8月12日
PCから投稿

主要な3人物がとてもうまく絡み合っていて見応えがあった
そして クライマックスも適当にごまかさず、しっかり描いていて見ごたえがあった
ハンフリーボガードの面白い作品がまた一つ見つかってよかった
彼はこの時代の主演俳優としては背が小さすぎるんじゃないかと思う。顔もでかすぎるような気がする。足も短すぎるような・・ でも彼がこれだけの俳優であるということは やはり オーラかな。まだ「黄金」を見てないので そっちを見るのも楽しみだ
オリジナル脚本としてとても上手くまとまっていると思ったら原作があった・・・というかこの ストーリーを書いた マクスウェル・アンダーソンという作家は 映画脚本兼 舞台脚本家だった。 他にもいい作品をいくつか書いていて立派な脚本家だと思った

コメントする (0件)
共感した! 1件)
タンバラライ

4.0【ハリケーンの近づく小島を舞台に、緊迫感溢れるほぼ密室劇なる復員兵とギャングの対決を描くサスペンスアクション。ハンフリー・ボガートとローレン・バコールの黄金コンビで描く緊迫感あふれる物語。】

2024年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

■戦友の死を知らせるため、その父親ジェームスと未亡人ノーラ・テンプル(ローレン・バコール)が経営するフロリダのサンゴ礁にあるキー・ラーゴ島にある宿を訪れたフランク(ハンフリー・ボガード)。
 だが、そこはギャング達ジョニー・ロッコ(エドワード・G・ロビンソン)の隠れ家と化していた。
 取引を控えハリケーンの接近にいら立ったギャングたちは、未亡人たちに暴力を振るい始める。
 戦争の虚無感に苛まれていたフランクだが、徐々にギャング達と戦う気持ちが湧いてくる。

◆感想

・今作品は、戯曲の映画化だそうであるが、安定のジョン・ヒューストン監督の力量が魅力的なサスペンスアクション映画に仕立て上げている。

・戦争でノーラ・テンプルの夫を始め、多くの仲間を失って戦う事を避けて来たフランクが徐々にギャングと対抗していく気持ちをハンフリー・ボガートが見事に演じている。

<ハンフリー・ボガートとローレン・バコールの黄金コンビで描く緊迫感あふれる物語。ボガートのハードボイルドな演技が光る作品でもある。>

コメントする (0件)
共感した! 2件)
NOBU

5.0A・RA・SHI‼️

2023年6月8日
スマートフォンから投稿

楽しい

怖い

興奮

亡き戦友の父と未亡人を訪ねた将校は、戦友の父が経営するホテルに泊まる事に。そのホテルには偽札取引を控えたギャングも泊まっており、さらにハリケーンが近づく・・・ホテルを舞台に、ボギーとギャング一味の戦いを描くアクション映画‼️ハリケーンのために限定された密室となったホテルという設定が秀逸‼️この時期のジョン・ヒューストン監督はホントに凄くて、同年に「黄金」作ってるんですよね‼️相変わらずハードボイルドなボギー、珍しく貞淑なローレンバコール、ハリケーンに恐怖しながら狂っていくエドワードGロビンソンが特に凄くて、ヒューストン監督の演出も得意のアクション描写がちょっとメロドラマっぽくて印象的でした‼️

コメントする (0件)
共感した! 3件)
活動写真愛好家

4.0監督、名優の絶妙コンビ

2021年8月13日
PCから投稿

この二人が組めば高水準はお墨付きです。
サスペンスもドラマも十分です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
越後屋

5.0ロッコ役のエドワード・G・ロビンソン 彼が全てをもっていっています

2020年11月9日
Androidアプリから投稿

これは傑作のフィルムノワール
ハンフリー・ボガートとローレン・バコールが出演していますが、その二人を食っているのかがロッコ役のエドワード・G・ロビンソン
彼が全てをもっていっています

落ちぶれたアル中の歌手役をクレア・トレヴァーもまた素晴らしい演技をみせています
本作でアカデミー助演女優賞を彼女はとっています
しかし本当にその賞を貰うべきは、ロッコ役のエドワード・G・ロビンソンだと思います

ローレン・バコールは細くて美人で悩殺されます
低い声がたまりません
3年前にハンフリー・ボガートと結婚していて、夫婦共演です

冒頭とクライマックスの海上の活劇以外は、ホテルの中かその周囲だけのほぼ密室劇で進行します

舞台はフロリダ州キーラーゴ島
マイアミから南西に300キロほど小島がいくつも連なっています
それらを海の中の橋で道路が一直線に結んで、ヘミングウェイで有名な一番遠くのキーウェストまでつながっています
よくテレビや映画などで見る光景です
本作でも主人公がのるバスがその橋を走っているシーンが最初にあります
キーラーゴはその途中の島のひとつ
マイアミから110キロほどのところ

国外追放となり、キューバに逃れていたギャングの大ボスのロッコが、またアメリカに密入国してなにやらマイアミのギャングのボスと取引しようとキーラーゴの小さなホテルに一味と共に潜伏しているところに、ハンフリー・ボガートが演じる主人公がやってくるところから物語は始まります

さすがジョン・ヒューストン監督です
序盤を過ぎてロッコが登場するともう目が離せなくなる面白さです

全てが終わり、ハリケーンも過ぎ去り、ヒロインのローレン・バコールが雨戸を開け放つと明るい朝日が眩しく暗いホテルの中に差し込みます
そのコントラストの美しさ!
そして濃霧の中から、ハンフリー・ボガートの操船する釣り船が現れます
舵輪をにぎるハンフリー・ボガートの顔にもまた朝日が眩しく当たり輝いています
それがラストシーンです

その時、カタルシスが訪れています
素晴らしい映画を観たという満足感があります

コメントする (0件)
共感した! 2件)
あき240