「ティストはロメオとジュリエット」タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ティストはロメオとジュリエット
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ロンドンを舞台に若いタイムトラベラーのカップルの恋愛模様と怪しげな秘密結社の陰謀を絡めたジュブナイル向けのSFチックな冒険ファンタジー。
ドイツのJ・K・ローリングと称される人気作家ケルスティン・ギアさんのタイムトラベラーの系譜シリーズ3部作(ルビー・レッド、サファイア・ブルー、エメラルド・グリーン)の完結編(映画は原作とは異なる脚色)。前作未見の方はやはり1作目からご覧になった方が良いでしょう。
主人公16歳の少女グウェンを演じるマリア・エーリックさんも実年齢は23歳なので1作目よりは随分大人びて見えます。1作目は物語の概要と人物紹介程度、2作目はタイムワープの相棒ギデオンとの拗れる恋愛模様がメインでした。監視団の陰謀とか主人公の秘密とかがやっと明らかになる完結編ですがティストはロメオとジュリエット、仮死から目覚めたグウェンはまさにジュリエットの心境だったのでしょう、そういえば2作目でシェ-クスピアが出てきましたが本作でもワープ先に登場していましたね。
謎とか秘密とかさんざん引き延ばした割にはさほど驚きも無く、やっぱりジュブナイル向け恋愛ファンタジーといった方が良いかも知れませんね。
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