「家族の団結」アバター ウェイ・オブ・ウォーター ばーどさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の団結
3 D 再上映ということで、前作に引き続き鑑賞。
以前上映されていた時は、なんとなく長時間の映画だし、あまり惹かれなかったので見なかったが、今回は3作目の予習も兼ねて見に行った。すでにディズニープラスで鑑賞していたので、2回目の鑑賞ということになる。
改めて見て、やはり3 D ありきの映画だと思う。キャラクターの造形は、2 D で見たらCG 色が強くて、リアルに感じないが、3 D になった途端豹変する。元々一作目の時に3 D を最前提に置いてキャラクター造形もしたわけだから、そもそもそういうものなんだろう。
迫力は文句なし。今回の舞台である海中の様子も3 D がよく生きていて、大変迫力がある。美しい景色を見るだけでも癒される。
しかし、やはり空中戦の方が3 D が生きてくるし、戦いの際の映像が最も迫力があったので、そういう意味では、空中戦がメインだった1作目の方が迫力が良かったし、インパクトではやはり勝っていた。
先ほどから映像のことばかり言っているが、そもそもこのアバターのストーリーはシンプルなところに特徴がある。3時間の長尺で、人物像や心情の変化などを丁寧に描いているので、大河ドラマを見ているような感覚になる。実際5作目まである予定らしいので、そういった感じでのんびり楽しむ方がいい。
ストーリーの複雑さやミステリー性っていうものは皆無であり、単純なストーリーで、思いっきり迫力のある映像を楽しむ、まさに映画向きである。そういう趣旨で見ていけば、楽しむことができると思う。
今回のストーリーは、家族の団結。 家族で視聴するのに向いている。父の気持ち、母の気持ち、厄介な弟がいる兄の気持ち、孤立してしまう弟の気持ち、成長するにつれて大人びていく姉の気持ち、やんちゃな末っ子の気持ち、いろんな気持ちを味わうことができる。どの観点でも感情移入できるように配慮されてることがわかる。
最終的には子は親を超えていく。子によって親が助けられ、成長を感じた時、親は子供を認め、改めて家族の絆というものが対等性を通じて強くなっていく。家族の団結と成長を描いた映画として大変感動的である。
難しいことは考えず、素直に実直にただ感動しながら迫力のある映像を見てほしい。それだけでいい。アバターは、何年に1回かの大イベントとして、迫力ある映画の面白さを実感するために存在している。
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