「どこにケイト・ウィンスレットが!」アバター ウェイ・オブ・ウォーター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
どこにケイト・ウィンスレットが!
前作『アバター』も公開時に映画館で至福のときを過ごしました。リアル3D体験、見たこともない映像美、そしてジェイクが先住民ナヴィに溶け込んでいく姿など、どれもこれも圧倒されるものばかりでした。ただ、字幕までもが3D効果で泳いでいたため、見づらかったことは確か。不満は3Dとは言うものの、背景画にそれほど立体感がなかったことくらい。
その不満点さえも取り払ってくれた今続編。何しろキャメロンが得意の水上・海中撮影が度肝を抜くほど素晴らしかった。『アビス』や『タイタニック』をも思い出してしまう映像のオンパレード。子どもたちが船の甲板に縛られてるところでは思わずタイタニックポーズをしてしまいたくなりました。
クジラの巨大なやつ、トゥルクン。人間の知能をも上回るほど凄いヤツで、海の部族メトカイナの人たちはそれぞれ繋がっているようだ。そもそも、パンドラの生物は全てどこかで繋がっているという神秘的な設定も好き。地球人=スカイ・ピープルがアンチエイジングのために殺戮するなんて許せない。年相応に生きましょうよ・・・ただ、認知症治療薬に使うという話だったら、ちょっとだけ地球人にも肩入れしそう・・・
地球人はどうしてこうも侵略好きなんだろう。侵略以外で今回のしつこい地球人は死んだはずの元海兵隊大佐クオリッチ。彼のDNAからナヴィ族を創り出して、記憶だけは持っているクローンみたいなもの。息子であるスパイダーの記憶もあるが、敢えて捕虜にしてしまう始末。1人だけ地球人がサリー一家と仲がいいという設定も面白い。「赤の他人だ」などと叫んでいてもいざとなったら・・・というシーンが良かった。まぁ、とにかく復讐の連鎖や侵略について訴えてくるストーリー。そこに家族を守るというテーマが重くのしかかってくるのです。泣けた。
192分という長尺に耐えられるか心配でしたが、全く問題なかった。一時の平和な暮らしがほどよくて、息子ロアクのジュブナイル的な行動やキリの目覚めなど、そうした時間配分が観客をパンドラの世界に誘ってくれる。1人のアバター観客にさせてくれるのです。妻となったネイティリが活躍しねーなぁ~などと思っていたのですが、終盤に大活躍!う、うれしい。
前作でもジブリっぽさを感じましたが、今回は長男ネテヤムが海の底で金色の海藻に包まれるシーンがナウシカっぽかった。そういや青色になっちゃうもんなぁ・・・などと考えつつ、養女キリの父親が誰だったのかという謎も残ってたことに気づいた。シガニー・ウィーバーなんだからエイリアンの子かもしれんが・・・
kossyさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
前作をきちんと見直されているなんて素晴らしい!
私の場合、「 …ウェイ・オブ・ウォーター 」を観ている途中に薄っすらとした記憶が辛うじて蘇ってきたという 😆
グレースがキーパーソンのひとり 👀 今後どう絡んでいくのでしょうね。楽しみです。
「 夏に… 」← 今は極寒ですもんね。さっぶ。
kossy様コメントありがとうございます。私は梅昆布茶。湯島の梅祭りで飲むと最高。しかもただでふるまってます。
ところでこの映画は最高でしたね。技術とシナリオの融合の極致でした。
ケイト・ウィンスレットは気が付きませんでした。
次作は主役がキリですかね。
kossyさん
海水の描写がとても綺麗でしたね。
海に浸かった時の心地良さを、ふと思い出しました。暫く浸かってはいませんが(笑)
前作よりも、この作品の方が心に響き、海と生命との深い繋がりを改めて感じました。
ケイト・ウィンスレット?
そういえば…、もう、すっかり忘れてました😵
コナン、実は私見てないんですが、あれも宮崎駿さんなんですよね⁈
本当のところは分かりませんが、ルーカスなどに影響を与えた黒澤明監督に匹敵するくらい、世界の映画人に影響を与えているのかも?と思いたくなります。