「生命を司る水の道」アバター ウェイ・オブ・ウォーター カイトさんの映画レビュー(感想・評価)
生命を司る水の道
クリックして本文を読む
圧倒的映像美、それに負けないストーリーを引っ提げて遂に公開されたアバターの2作目。
本作を観て確信した。
2作目を作らせてジェームズキャメロンの右に出る者はいない!
そう言い切れるほど完成された続編だった!
圧倒的なまでに作り込まれた世界観、一瞬で引き込まれる異次元の映像美、まるで自分がパンドラに存在しているかのような没入感に鳥肌が止まらなかった。
冒頭から凄まじい臨場感で繰り出されるパンドラの美しさに息を飲んだ。実際にあるに決まってると思うほどの解像度で前作の感動を上回っており、まさに人類史上最高の映像体験だった。
アバターは映像美もさることながら、キャラクターが素晴らしく、前作からジェイクを執念深く追い回すクオリッチもナヴィとリンクし、完全復活を果たし、本作でも圧倒的しぶとさを発揮していて応援してしまった。
ジェイクの子供達も全員がいいキャラでネテヤム、ロアクの男兄弟ならではの関わり、キリ、トゥクの落ち着くやり取り、バランスが良く、観ていて全員が好きになった。
ジェイク一家と交流を深め、ともに成長してきたスパイダーがいい奴すぎた。自身の父とも逃げずに向き合い、自分の良心を決して曲げない姿にうるっとした。
彼とジェイク一家が今後どのような関係性を築くのか楽しみになった。
また何と言ってもパンドラのクジラのパヤカンの仲間との孤立、寂しさ、が表情から表れていて切なくなった。
ナヴィに限らず、野生動物の中にも通じ合える生物がいてその思いやりは地球でも共通すると感じた。
ストーリーも王道でキャラクターの成長、因縁の対決、今後への展開どれをとっても興奮してしまうほどスケールが大きく今後がますます楽しみになった。
コメントする