劇場公開日 2022年12月16日

「続編への期待」アバター ウェイ・オブ・ウォーター ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0続編への期待

2022年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原題も邦題も同じ「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」です。
アバターとは、人とナヴィのDNAを合成して作った、ナヴィのような体で、人と神経システムが同調し、人が遠隔で操作できます。
主人公も適役も人とナヴィのDNAを合成して作った、ナヴィのような体になり、人と神経システムが同調し、人が遠隔で操作する必要もないので、映画「アバター」で感じたハラハラ感はなくなりました。
ウェイ・オブ・ウォーターとは、主人公一家が戦争を避けて、森から海へ向かう物語ということです。

家族をテーマとした戦争映画ですが、友人、カップル、夫婦、親子で鑑賞しても、楽しめる内容なのか微妙な映画です。
単純な勧善懲悪的な物語にはしていないし、続編ありきの映画なので、伏線を張りますが、回収はされないので、すっきりしない物語です。
登場人物は多く、誰に感情移入したら、良いのかは、鑑賞している人に委ねるという感じです。
続編ありきの映画なので、誰かが死ぬことになるので、多くの登場人物を用意したという印象もあります。
映画「アバター」を鑑賞していないと、なぜそういうことになるのか理解しにくい物語です。
映像は、2Dでは普通です。
地球とは異なるパンドラの設定を活かしきれていない普通の海の描写です。
多くの観客は地球の海の中を実際には見ていないので、地球とは違うパンドラの海であるということに感動を得られにくいという印象です。
海も海上10mから海面10mまでの間の出来事なので、映画「アバター」より躍動感も乏しいです。
映画「アバター」では、IMAXの3Dの吹替版がありましたが、現在のところIMAXの3Dの吹替版はありません。
子供を含む家族を対象にして、IMAXの3Dの映像を売りにしているのなら、IMAXの3Dの吹替版がないのは、配給側の問題です。
子供が、3時間12分もの字幕映画を見るとは、思えません。

映画「アバター」から約10年後という時代設定です。
地球からパンドラへ向かうには、5年9ヶ月が必要なので、パンドラで負けた人間がすぐにパンドラに向けた侵攻の準備を開始し、地球に戻ったら、すぐにパンドラに向けて侵攻を開始したという感じです。
人間は地球に住めなくなり、パンドラに移住するという状態です。
ナヴィと人間がパンドラで生存権を賭けたスケールの大きな戦いになると予想できますが、戦いは主人公と敵役との戦いに終始するので、スケール感も小さいです。

パンフレットは高いですが、内容は充実しています。
映画「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」を理解したい人には、購入をお勧めします。

IMAXの3Dでもう一度鑑賞する予定です。

ノリック007