「微妙」アバター ウェイ・オブ・ウォーター コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
微妙
ぬるぬる立体感。
3Dだと、絵はたしかにすごい。
海の中の世界は、擬似体験としてこの上ないリアリティがありました。
水族館や海底を歩いてるような「映像体験」は、万博パビリオンみたいな高揚感はあります。
HFR(ハイ・フレーム・レート)は、時々陸地で質感の安っぽさを伴うことがあるものの、基本は海の中の表現に役立っていたように思えました。
光量があり、明るくないとこの立体感は味わいにくいので、IMAXやドルビーシネマなど、レーザー上映しているところで観るのがいいと思います。
物語的には、前作からの西部劇の出来損ないというか、白人の後悔に彩られた『ダンス・ウィズ・ウルブズ』的な展開は継続で退屈なところも。
ちょっと捕鯨批判もまぶした内容は、技術に比べたらあまり進化してなかったように思えました。
ぶっちゃけ、面白いかと問われたら微妙。
舞台を海にしただけで、前作の繰り返し、焼き直しとすら思えてしまい。
3時間長、尿意に耐えるのは1回だけで十分で、2回目以降はご勘弁を。
そう考えると、途中に休憩を挟まない上映方法には疑問と不満がありました。
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