サッドヒルを掘り返せのレビュー・感想・評価
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映画撮影地の巡礼。
マカロニ・ウエスタンの名作『続・夕陽のガンマンで使われた有名なシーン。
『サッドヒル墓地』を50年経ち復元しようというプロジェクト番組を
撮影したドキュメント番組です。
50年経った撮影地は荒廃し、とにかく。土と草をどかすのが本当に大変そうでした。
この映画を見たことが無かったけど、アメリカ映画なのに
ロケ地がスペインで撮影されていたのは意外でした。
復活には沢山のボランティアと寄付があったので、達成できました。
50年前って昔の様に感じるけど、若かった世代が年を取ってみるとあっと言う間。
自分の青春時代を懐かしむ世代の貢献が大きかったと思う。
それにしても、男優が格好良すぎる。
壮大なる聖地巡礼+復元
いきなりメタリカのコンサート風景から始まったため、間違って録画したんじゃないかと焦ってしまいました。そんなメタリカさん、相当この映画がお好きなようで、エンニオ・モリコーネの音楽で集中力を高めているそうな。ヘビメタってあまり聴かないものだから全然知りませんでしたよ。
クリント・イーストウッドやエンニオ・モリコーネの映像も楽しめるし、セルジオ・レオーネ監督の様々なエピソードも楽しめるドキュメンタリーとなっています。中でも面白かったのが、『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』と予算が倍々になっていき、セットも半端ない額になったとか・・・中でも南北戦争のロケ地としてスペインのタベルナス砂漠のサッドヒルが聖地になっているらしい。しかも1966年当時のスペインはフランコ将軍が支配する中、反戦映画でもあり国家主義批判でもあるこの映画の撮影許可が下りないんじゃないかと危惧したのに、あっさり通ってしまった事実。要はアメリカ南北戦争時の西部劇なんですよ~チャラーン♪で良かったのですね。
もう一つ印象的なエピソードはスペイン軍の協力で作り上げた橋を爆破するシーンにおいて、誰かが間違って爆破させてしまったためにまた作るハメになったこと。軍の力がなければ相当な予算オーバーになったはずです。
“続”がつくけど続編ではない西部劇。やっぱり最高です。“続”なんとかの映画作品の中では圧倒的に1位です。「人間には2種類ある」といった台詞から、タランティーノ作品にも影響を与えた編集の仕方。フランスからスペインまで鍬を持ってやってくるボランティアがいるほど、永遠に愛されてる映画なんですね。かなりの長尺作品なので何度も見れないけど、こちらのドキュメンタリー作品は短くてホッとしました。
行動を起こしたオタク共の偉業に敬礼 !
聖地復活の物語です。
この映画は「荒野の用心棒」と「夕陽のガンマン」に続く、
「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」の聖地復活の映画です。
この3部作を鑑賞したことのある人やファンにはお勧めできる
映画です。
この映画を鑑賞してから、この3部作を鑑賞しても良いです。
私は、この3部作のファンでブルーレイも持っています。
「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」を観た地元の観客達が
「サッドヒル文化連盟」を結成し、「続・夕陽のガンマン/
地獄の決斗」のラストシーンとなる地獄の決斗の行われた
サッドヒル墓地をを再生し、「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」
を上映し、鑑賞するという企画の映画です。
サッドヒル墓地は、5000基もある墓地で、スペインのブルゴス
郊外にあるミランディージャ渓谷に作られ、撮影され、放置され、
忘れ去られようとしていました。
もちろん、「アーチ・スタントン」の墓も、その隣にある
「名無し」の墓も再現され、円形の決闘場も再現されます。
監督は、イタリア人のセルジオ・レオーネです。
音楽は、イタリア人のエンニオ・モリコーネです。
マカロニ・ウェスタンと呼ばれているのは、イタリア人が
撮影した西部劇という意味です。
3人のガンマンが登場します。
ブロンディは、クリント・イーストウッドが演じる「いい人」
のガンマンです。
エンジェル・アイは、リー・ヴァン・クリーフが演じる「悪い人」
のガンマンです。
トゥーコは、イーライ・ウォラックが演じる「汚ねえ奴」の
ガンマンです。
クリント・イーストウッドは、88歳です。
リー・ヴァン・クリーフは、1989年12月16日に亡くなり、享年64歳です。
イーライ・ウォラックは、2014年6月24日に亡くなり、享年は98歳です。
イーライ・ウォラックが亡くなったことをきっかけに、映画撮影50周年
である2016年に向けて、この聖地復活が始まりました。
当時の話が、聞けたのがよかったです。
特に、以下の2点には驚きました。
・あのシーンは、撮り直していた。
どうりで、よく撮影されているわけです。
・あのシーンは、スタントマンが演じていた。
やはり、危険なシーンで、監督は間違っていた。
主な出演者は、以下の人々です。
地獄の決斗シーンに先立つ場面に流れる「黄金のエクスタシー」を
30年以上コンサートのオープニングで使い続けているヘヴィメタル・
バンド「メタリカ」のジェイムズ・ヘットフィールドです。
「サッドヒル文化連盟」の文化連盟の人々が出演します。
サッドヒルの近郊でバーを経営している人、宝くじを販売している人、
ホステルを経営している人、教師をしている人で、みんな一般人ですが、
子供のころに「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」を観て、気に入って
います。
他には無数のボランティアスタッフも出演します。
エンニオ・モリコーネは、映画音楽家で、3部作の音楽を担当しました。
ジョー・ダンテは、映画監督です。
クリストファー・フレイリングは、美術・デザインを研究し、英国王立
美術学校の校長です。
選ばれし人で本当に良かった
これは何という感動!
「続・夕陽のガンマン」のクライマックスのロケ地となったサッドヒルの墓地を再生するドキュメンタリーとあったが、正直ピンとこず、不安の中での鑑賞スタート。
これはマカロニ・ウエスタンの到達点となったかの作品の熱狂的な信者たちによる夢の実現の物語だった。変わり果てた聖地の発見、20センチ積もった土の除去、何千という墓の建立……
もう果てしなくおバカな作業とおバカな愛情に反応し、涙が滲んできた。
セルジオ・レオーネ、エンニオ・モリコーネ、そしてクリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック!レジェンドたちの撮影時の姿、そして作品に関わった人たちによる面白過ぎるエピソードがたまらん。
それにしてもサッドヒルって、ロケ地スペインの軍隊が映画のために作った架空の墓地だったのですね。スケールが大きいはずだぁ。
完成した墓地にヨーロッパ各地から信者たちが集う感動のクライマックス!ここでの反則とも言えるサプライズに嗚咽を漏らした。ホントたたみかけてきます。
観る人を極端に選ぶ作品だが、選ばれし人であったことに心から感謝した。映画バカたちのための必見の感動作だ。
伝説の映画に魅せられた人々が紡ぐドラマに号泣しました
スペインのブルゴスで発見されたマカロニウェスタンのロケ地"サッドヒル"。そこは1966年に『続・夕陽のガンマン』のラストシーン撮影の為にフランコ政権下にあったスペイン軍兵士を総動員して作り上げた墓地セット。撮影後半世紀に渡って放置されていたがカナダの映画ファンによって発見され、映画公開50周年を機に『続・夕陽の〜』を愛してやまないファン達が墓地を復元しようと立ち上がり、その地道な活動は世界中に伝播し農具を担いだファン達がサッドヒルに集まってくる。
冒頭に豪快に奏でられるギターサウンドだけで、まずメタルファンはハッとさせられます。マカロニウェスタンと一体何の関係が?と首をひねる私のようなヌルいファンの脳天にいきなりエルボーが叩き込むかのごとく繰り出される『続・夕陽の〜』に関する膨大なフッテージ、半世紀前のセルジオ・レオーネの独白映像、エンニオ・モリコーネを筆頭にマカロニの生き字引きレジェンド達が語る爆笑裏話などなど。そしてさんざん盛り上がった後に用意される半世紀を締めくくるイベント、そこに集う数千人のファン達に届けられる数々のメッセージ・・・もう号泣でした。
「映画館は教会のようなもの」とはジョー・ダンテの談。銀幕に映し出された圧倒的なドラマに魅せられた人達がまたドラマを紡ぎそのドラマがまた人を魅了する。この果てしない連鎖こそが人生、そう確信しました。大傑作です。
マカロニ(イーストウッド)ファン、観るべし!!
映画はある種の宗教である
懐かしのガンマン
映画を愛する巡礼者たちは惹かれあう
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