ハリウッド・スキャンダルのレビュー・感想・評価

何かの記事でお勧めされていたことと、リリー・コリンズ目当てで鑑賞。
観始めて相当な豪華キャストだったことに気付く。これは大いに期待できるかと観進めていくものの、結局なかなか盛り上がらないままエンディングへ。
この豪華キャストに加え映像や音楽等もそれなりに凝っているように思うが、なんだかんだと結局は睡魔との闘いになってしまった。やたらと暗い室内シーンが多かったし、そもそもストーリー自体も、ハワード・ヒューズ氏を知らないとなんともポイントがブレてしまう。
雰囲気は決して嫌いではないのだが、なにかが足りない感じの作品だ。

謎の大富豪ハワード・ヒューズ(ウォーレン・ベイティ：脚本/監督/プロデューサー)を巡る1960年代のいろいろを女優マーラ・メイブリー(リリー・コリンズ)を中心に描いたもの。なかなか面白かった。リリー・コリンズは相変わらず綺麗。
超豪華キャストもさることながら、当時の自動車がめっちゃたくさん出てきたのに驚き。
マーラのメインテーマが原題の"Rules don't Apply"なのはまあよいとして、第2テーマがおなじみのマーラー5番のアダージェットだったのはちょっと笑えた。

奇行で有名な天才、ハワード・ヒューズの話だが、これまで同様散文的だ。
ＲＫＯの新人女優としてスカウトされた女優の卵（リリー・コリンズ）と新人運転手（オールデン・エアエンライク）がハワード・ヒューズ（ウォーレン・ベイティ、監督も）に翻弄されながらも、自分の人生を生きていこうとする。
ハワード・ヒューズものはいくつか見たが、映画や小説の枠には収まらない人物だったのかも。