MOST BEAUTIFUL ISLAND モースト・ビューティフル・アイランドのレビュー・感想・評価
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マンハッタンのアンダーグランド・ツアーを堪能する
ごく小さな作品ではあるが、たった1日の悪夢を描いた映画として簡潔にまとまっている。舞台はニューヨーク、マンハッタン。おしゃれで煌びやかな世界の片隅には、ふとした瞬間、奇妙なアンダーグラウンドへ通じる穴が空くことがある。お金に困った移民女性は高額バイトに釣られ、うっかりその穴へ転落することに。
本作は監督、主演を務めたアナ・アセンシオの実体験が元になっているという。主人公の過去、そして組織の実態など、掘り起こす要素は色々ありそうだが、そこの退屈な説明部分を一切捨てて(もしあれば、凡作以下になっていただろう)「扉の向こうは何だろな?」というごく単純な一点に焦点を絞ったところが評価できる。
ヒロインの焦燥していく感情の起伏がとても巧みに描かれている点も本作の隠れた長所だ。取るに足らない映画かもしれないが、こんな小さな映画を丁寧に撮った監督が次回作でどんな爆発を遂げるのか見てみたい気がする。
NYで暮らす移民のシビアな現実
これは何という閉塞感!陰鬱な気分になる。
NYで極貧生活を送るルシアナはどうやら不法移民のようで、ベビーシッターやスポットのバイトをしながら文字通りの日銭を稼いでいた。身分証も無ければ、医者にかかるお金も無い。
そんな時、バイト仲間から初回は2000ドル、2回目からは4000ドルもらえるという高額のバイトを紹介される。パーティーに参加するだけということで、ドレスコードは黒いミニのドレスに黒のハイヒール。
ここから一気にクライマックスへ。会場に集められた女たちはセレブが集う別室に1人ずつ案内される。そこで何が行われているのか、知りたくもあり、知るのが怖くもあり、ドキドキしながら観た。
そして余りにもインモラルな光景が…
知りたい方はぜひ劇場まで。
監査、脚本、主演のアナ・アセンシオが自身の経験をもとに作ったとのこと。何ともシリアスな作品だ。
唾を飲むほどの
展開を読もうと思えばできるかもしれないが、あの唾を飲むほどのハラハラした感じ、瞬きもする暇がないくらい食い入る感じ、またらないですねー!
不安とか恐怖とかがビシビシと感じられる作品でした。
扉の向こうの2分間があんなにも長く 堪え難い
しかし快感にも感じるほどに圧倒的でスリル。
でもそんな壮絶すらただの出来事になる。
アイスを食べる画があんなにも強く見える事はもうないだろう。圧巻でした。
また見に行きます。
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