「母たち娘たち」ニューヨーク、愛を探して 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
母たち娘たち
この邦題だとニューヨークで生きる人々の様々な愛の模様と勘違いしてしまう。
配給会社のとんちんかんな事よ…。
原題は“Mothers and Daughters”。つまり、“母と娘”。
ニューヨークを舞台に、数組の母たち娘たちの物語が紡がれる。
期せずして母になった女性。
娘との向き合い方に悩む母。
娘もまた同じく。
姉と思っていたのが実は母だと知った娘。
確執やわだかまりを乗り越えて、互いの愛を再認識していく。
母になる決心をする。
描かれている事はハートフルで感動的なのに、何故だろう、どのエピソードも全く響いてこない。
いずれもありきたりで単調。時々、誰と誰が? 誰がどういう?…など、今一つ群像劇を巧く捌けていない。
セルマ・ブレア、ミラ・ソルヴィノ、コートニー・コックス、クリスティナ・リッチ、シャロン・ストーン、スーザン・サランドン…。
びっくりするくらいの豪華女優陣だけが見もの。
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