HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話のレビュー・感想・評価
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感情が画面から溢れ出る
身内を殺されたら、犯人に死刑を望むだろうか?
望むとすれば、それはとても感情的で暴力的ではないだろうか。
犯人に罪と向き合わせることがイコール死刑ではない、何が犯人に必要なのかを考えさせられる作品でした。
低予算で作られただろう映画作品だが、
その分、不必要なモノは無く、役者の感情表現が画面一杯に溢れている。
実に映画らしい映画なのではないだろうか!
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感情に向き合うことの困難さを見事に
これは面白い!
親の愛情
もしあなたが主人公と同じ立場に立たされたら、どうしますか?…そんな...
「三度目の殺人」も観て
同じ殺人と死刑をモチーフにした「三度目の殺人」と「HER MOTHER」を観た。
「弁護に真実など必要ない」と言い切る弁護士が、弁護を担当する殺人犯に翻弄されつつ、
ある境地にいたる「三度目の殺人」。
知能犯が合理主義的な弁護士を深い迷宮へと誘い込む。
司法システムの矛盾をヒューマニストの目線から描いた大傑作である。
しかし、私の心を掴まれたのは「HER MOTHER」。
「HER MOTHER」では、主人公の母が、殺害された娘への愛と、
ある理由から沸き起こるその犯人への共感で引き裂かれそうになっていく様を容赦なく描く。
彼女は他者を見つめ、娘に対する盲目的な愛と向き合おうとしている。
その苦痛にまみれた表情が私の心を揺さぶった。
不足
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