「物足りない…」あのコの、トリコ。 tomoさんの映画レビュー(感想・評価)
物足りない…
吉沢さんの今年最後の作品。
ファンとして、8本の作品のトリを飾る作品にかなり期待してしまったのもあったのかもしれないが、イケメンの無駄使いや優子ちゃんのヘリコプターさんの後だと物足りなさを感じてしまった…。
少女漫画原作を2時間に収めることは難しいことはママレードボーイの時で痛感していたが、この作品は全体として吉沢亮におんぶに抱っこ状態な気もした。何かあればお亮の美顔でどうにかする的な(内容が伴わなくて構わないならファンとしてはありがたい状況なのですが。笑)。
宣伝の時にあった吉沢くんの「目力」という話も、ドラマではあるがGIVERより引き立ってなくて残念…。
今思うと、この作品を撮ったあとに主役3名がいろんな作品に参加しているので、今撮れば同じ内容でももう少しマシになるのかなあなんて思ったり…。2人のバスケットボールのセットのシーン、監督はうまくいったシーンが外してばっかりだったとパンフで言ってたけど、観てる側としたら「いつ入るん?入らないならシュートシーンいらなくない?気が散るわー」と思ってしまいました。
あとエンディングの曲が流れながらの、色んな3人のお仕事風景のショットは興ざめでした。せっかく未来に含みを持たせた頼の終わらせ方だったのに、「あれ?日本に帰ってきてこんな感じなの?もっと何か掴んで帰って来ないの?」と感じてしまいます。これは私が結構歳いってるからなのかな。中高生はキュンキュンするシチュエーションなのかもしれないけど。笑
良かったのは、劇中頼が3回同じセリフを言うのですが、表情、雰囲気すべてが違うこと。すばらしく使い分けられてて、感服しました。たぶん目を閉じて聞き分けても結構違うんじゃないかな。お見事です。
主役の3人の顔が好きで、時間があれば観て損はないかもしれません。