「冷静になって見直してみた感想」劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ mrkc7さんの映画レビュー(感想・評価)
冷静になって見直してみた感想
初見から2年経って、良い感じに記憶から抜けた。(初見の感想は下の方に残しておく)更にテレビシリーズ第3期の開始前、先行上映イベントの前日に再履修しました。
これはテレビシリーズへの期待を込めての感想です。
冷静に見ると入り切ってない。半年くらいの期間を100分に納めるのには無理を感じた。新キャラが登場する新学期、個性を見せつつそこでの悶着だけでもかなり時間がかかる。オーディションがある、合宿もある、府大会は完全スルー。だったら橋本、新山は無しで良く無いか?
丁寧な積み上げが最終回に向けて爆発する、そこでの目線やカット割で丁寧に魅せて、感動の方向を束て決定的なスイッチを押すのが京アニの醍醐味だと思う。つまり積み上げがすごく大事だと思う。その点、Blue Giantは完璧だった。細かい逸話を全て最後の演奏に込めた。響けも同じ事をしてたはずだったがちょっと要素が広がり過ぎた。結果、スポットを当てたのが久美子と奏なのだろう。そう考えると「リズと青い鳥」って選曲は失敗だろう。ソロを吹くからフワッと描かれるのぞみとみぞれ。ポツンと描かれる麗奈。このモヤっとは映画「リズと青い鳥」で描かれることになるのだが、誓いのフィナーレ単体で観た時に不完全だ。結果的に上っ面をサラッと舐めただけの事象がいくつか出来てしまった。成立させるために切り捨てた結果だとは思う。切り捨てることの難しさ、逆を言えば必要なシーンの選択としては最善かも知れない。が、やはり物足りないと言うのがいろいろ考えた上での感想になる。
やはりテレビシリーズくらいのボリュームがこの作品には必要なのかも知れない。そう考えると4月からの新シリーズが楽しみだ。1〜2話特別上映イベントまで1時間を切った。楽しんできます^_^
【以下、2022年1月3日視聴時の感想 初見】
まともに評価できない
評価点:4.5
地元民であるため、いろんな意味でまともな評価はできません。
自分の暮らした場所が残されている一連の作品はただただ思い入れの深い大切な作品です。
紆余曲折を経て演奏される楽曲と共に描かれるシーンにはセリフも説明も必要ない。