処刑島 みな殺しの女たちのレビュー・感想・評価
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裸の女性たちが森の中で土を掘る風景・・・
完全にB級ホラーっぽい邦題ですが、意外と良かったです。サンダンス映画祭にも出品しているし、低予算ながら心理面、社会派面を盛り込んだシチュエーション・サバイバル・サスペンスといった雰囲気。
サラ(ケイト・ボスワース)は親友のルーと既婚者アビーに和解してもらいたくて、3人での孤島キャンプを計画する。徐々にわだかまりも解け、仲直りをする様子も見せていたのだが、偶然にもハンティングに来ていた3人の男と遭遇し、事態は思わぬ方向へと進む。
男の一人はルーの幼馴染みの弟であるヘンリーだった。キャンプファイアーで和気あいあいとしていたのだが、酔っぱらったアビーがヘンリーを誘うように森の中に消えたのだが、レイプされそうになり思わず石でヘンリーを殴ったところ、彼は死んでしまったのだ。ヘンリーを英雄として尊敬するほどだったデレクと黒人アレックスは怒り心頭。復讐のため、持っていた銃で彼女たち追い回すという最悪の事態に陥ってしまうのだ。
男たちは兵士仲間であり、デレクとアレックスは命を救われた経験もあるのだが、規律違反として不名誉除隊となっていた。憂さ晴らしや戦場でのPTSDなども考えられるし、銃社会に対しても批判的な描写だったかもしれない。雰囲気としては『ウトヤ島、7月22日』みたいだったけど、タイムカプセルとか、裸描写とか、意外性にも富んでいたように思います。
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