「言葉の優しさは人を傷つける」家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉の優しさは人を傷つける
毎度おなじみパターン、タイトルがイイネってやつです。これ系は見たくなりますよね。
やっぱり、タイトルからも感じていたけど4月に見た「酔うと化け物になる父が辛い」に似てるわ。
死によって生を学ぶというかね。
若い女性を妻に持つバツイチのジュン(安田顕)は、とある日家に帰ると妻のチエ(榮倉奈々)が死んだフリをしていた...。
元がYahoo知恵袋?に投稿されたものらしく、それがコミックエッセイ化され映画になったと。
だからということもあってか、かなり無理がある。
どうにかこうにか長く伸ばそうと頑張る制作陣の心が読める。
安田顕の声がやっぱりいいですね。
小声で話した時にガサガサっと掠れる感じ、好きです。
大人の男って雰囲気ありますわ。
よくそんなにネタあるなってくらい死んだフリのレパートリーが幅広いですww
1番の見どころですね。私は銀行強盗が好きですw
品川徹がまたいい味出してるんですよ。
結構この人が映画を綺麗にまとめている気がする。
無理あるなって特に感じたのは佐野夫婦の話。
そんなに深く掘り下げられてもないのに、展開があっさり。急にくる。しんみりさせるにはもっと濃くする必要がありますね
お城もいったかな。
結局何を伝えたかったんだろうか。
そして編集ベタ。
音楽無駄に大きくて、スローモーションにする場所がよく分かんない。とりあえずやってる感。
結婚は簡単じゃない。
理想のかけ離れることもあるし、すれ違うこともある。それを乗り越えるのが夫婦ってもんだろとか言うけど、乗り越えられないことだってある。
だけど、そんなに無理をする必要はないんだよ。
夫婦って毎日会うからね。
コミックエッセイを美しく映画化するには、まだまだ技術が必要ですかね。