「人だと思うと一層おぞましい光景。犬版ショーシャンク?」ドッグス! オジーの大冒険 movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
人だと思うと一層おぞましい光景。犬版ショーシャンク?
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飼い犬を預けたら最後、愛犬は死んだことにされ犬用のフリスビー工場で酷使されて刑務所のような生活をさせられる、凶悪ペットホテル。
元々愛されて満たされていた犬達も、会えない飼い主を忘れないと悲しくなるから、徐々に刑務所生活に疑問を感じなくなっていく。更には、刑務所生活を少しでも有利に送れるよう、犬同士の階級社会に順応し始める。
まるで、戦時中に急に赤紙が来て戦地に送られた人々やアウシュヴィッツのよう。人だと思うと一層おぞましい地獄絵図の光景。
子供向けとも思えず、制作意図がよくわからない。
主人公のオジー含む数匹だけが希望を捨てず脱出を試みて、最後にはどの犬も全て愛されていた気持ちを取り戻すのだが、あれだけの犬が収容されているなら、飼い主の中で1人くらい真に迫る者がいても良いと思う。
愛する子供を、愛犬を、決して手離したり、目を離してはいけないんだと思う作品。
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