ラスト・クライム　華麗なる復讐のレビュー・感想・評価

長年疎遠だった父と娘二人が久々に再会、父がこれを最後に引退するつもりの家業、泥棒に手を貸すことに・・・ざっくりそんな内容。
ハラハラすることはほぼなく、全体的に緩いテンポのコメディ。
吹き出すほどの爆発力もなく、まあそこまで面白くもないんだけれど、でもなんとなく嫌いにはなれないかんじはなんだろうなと思いながら観ていたが、エンドロールクレジットにギャロの名前があった。
良く確認してないけれどプロデューサーとかなにか手伝ったのだろうか？
昔ギャロで好きな作品あったので、ああ、だからかと納得しました。

仲間に裏切られた一流の強盗が、娘二人を引き入れて、かつての仲間に復讐を挑む物語。

ジャン・レノ主演のコメディサスペンスです。
ジャン・レノと、娘二人のテンポ良い掛け合いが面白く、物語に引き込まれます。

ただ、サスペンスとしては高い評価は難しい作品です。
適役が強大・強敵でないことが最大の難点。緊迫感を感じることが出来ず、話が耳から流れていきます。

肩肘張らずに気軽に観る映画だと思います。

フランスのお気楽犯罪コメディ。ジャン・レノもこんな映画になぜ出るんだろう。娘役二人も魅力的ではないし、インターポールの刑事は結局何なのかわからん。

ストラディヴァリウスを盗もうとして相棒に裏切られ殺されかけた男が、ほぼ面識のない腹違いの娘達を欺して巻き込み取り返そうと企てる話。

コミカルではあるけれど、ドタバタと言うには程遠いレベルのチマチマとしたネタの繰り返しでワクワク感や楽しいという気分に浸れる流れにはならない。

小笑いはあったけど派手な出来事や痛快な展開もなく、終始ノペ～っとした感じで盛り上がらなかった。

ストラディバリウスを盗んだが、相棒に裏切られ殺されそうになった主人公（ジャン・レノ）は腹違いの娘二人を呼び寄せる。
色んな仕掛けで裏切った相棒をだますのだが、足りないところは必要に応じて助っ人が現れるという都合のよさ。