少女ファニーと運命の旅のレビュー・感想・評価
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子役みんなが可愛いい…
ユダヤ人の13歳の少女ファニーがリーダーとなり、幼い子ども達を連れ、ナチス占領下のフランスからスイスへの国境超えを目指す実話ベースのストーリー。タイトルからは想像できない、死と隣り合わせの逃避行だが、子役みんなの可愛らしさ、無邪気な様で、それを一瞬忘れてしまう。実際もファニー自身がまだ子どもで不安で堪らなかっただろうが、頼ってくる子どもたちを鼓舞し、飢えをしのぎ、機転を利かせ、諦めさせず、導いたのだろう。手紙が舞い、ジグザグに走り、銃撃を避けるラストシーンは創作だろうが、良かった。エンドロールで本人が出るが戦後、フランスに戻るものの両親に会えなかったという事実が何ともやるせない。
ファニー頑張れ‼︎
130本目‼︎
ファニー
たくましい‼︎
ちびっ子の台詞で
ユダヤ人が悪いんなら
やめちゃえばいいのに...
だったかな?って
このシーン
なんか辛かった
ホントやめれるなら
逃げなくて済むのにね
身を引き締める思いがした
ホロコーストものだと知らないでみました。
映画の途中で気が付きましたがホロコーストものは何度も見ていたので知っていれば見なかったかもしれません。
でも結論としては見てよかったです。
ありきたりのストーリーで映像表現が違う=作品が違う、あらすじはどの映画も似たり寄ったり。
それでもこの手の映画は忘れないように頭に刻み込むように見たほうがいい、そう感じました。
それは映画のテーマを忘れないことだけではなく、緩みかけた日常の自分の生活を振り返る刺激、きっかけになり、幼い子どもが生死をかけて、振り絞って生きている、それが自分を見つけ直すことにつながると。
映画の中では子役の演技がとにかく素晴らしい
国外逃亡の旅で、頑固だから最後までやりきるだろうとリーダーに選ばれ...
国外逃亡の旅で、頑固だから最後までやりきるだろうとリーダーに選ばれたファニー。年齢でもリーダーシップでもない理由が良いですね。これと、コックに託された手紙が彼女が最後まで諦めずに旅を続けた理由のような気がします。孤児院のマダムや牧場のおじさん、貨物列車で見逃してくれた兵隊のような親切な人もいれば、密告する人もいる。ドイツ兵の尋問は苛烈で見ていてヒヤヒヤしました。飢えと疲れ、頼る大人もいない中、ファニー達が前へ前へ進む姿が力強くて勇気をもらった気がします。面白かった。託された手紙が白紙と知ってからのファニーの強さと凛々しさはとんでもなく、最後のスイスとの国境でドイツ兵に撃たれながらもジグザグに走るファニーに泣きました。
手紙
ユダヤ人の子供達が、ドイツ兵から逃れ、フランス、イタリア、そしてスイスへ亡命する命懸けの旅路を描いた作品。
頑固者ということで、リーダーに任命された13歳のFanny。自分のことだけでも精一杯であるはずの(あるべき)年頃で、困惑しながらもグループの命運をかけて勇敢に引率していきます。一番幼い子供達は、今の幼稚園児くらいでしょうか。しっかり年長者達の言う事を聞き、ドイツ兵の前では「きちんと」嘘が言え、自由と安全を求めて必死に走る姿には、幼いなりにどれだけ深刻な状況に追い込まれているかを理解している様子が伺え、あまりに不憫で涙が出ました。救いは、逃避行中であっても、何でも遊びに変えて楽しんでしまう子供らしい才能が垣間見れる時です。
頼れるお兄さんElieが何故急に逃げ出したのか…。自分が怪しまれたら、子供達全員を危険に晒すと思ってのことでしょうか。最後まで見てはいけないと言ってFannyに託した手紙。無言の「手紙」は、万一ドイツ兵に見つかっても問題にならず、かつ中身を知らなければFannyの使命感を保つ力を発揮します。何が何でも逃げ切るんだよ、というElieの深い愛情が、風に煽られジグザグにFannyを導く、真っ白な手紙に溢れていました。
密告者は神父や赤子の母親。一方子供の頭を撃ち抜くほど残酷になれないドイツ兵や、命懸けでこっそり助ける民間人達。子供達の可愛さに負けてしまう大人も出てくるので多少救われます。
長い旅路の果てに
この話は実話だそうです。
エンドロールにご本人が映像で映されたとき、あの小さな女の子が激動の時代を生き抜いたのだと、胸が熱くなりました。
スクリーンの中のファニーは、確かにそこにいて、幸せそうに笑っていました。
生きるか死ぬかの瀬戸際で、13才の少女が、葛藤しながらも、仲間の命を知恵と勇気でつなぎ止めました。
苦しく長い旅路の果てには、スイス亡命という未来がありました。
命がけの運命の旅は、悲しく辛いことが多く、彼等自身の中にもユダヤ人に生まれたことへの疑問もあったと思います。
終戦の季節には、悲しい歴史を思い出すことで、今をいきる私たちができることが何か思い起こさせてくれる作品です。
子供たちの笑顔に救われる
元気で清らかな子供たちがとても可愛くて、ナチスの凄惨なユダヤ人迫害の現実から少しでも遠ざけたいと心から思った。
命懸けで緊張感溢れる道中だけど、ちょいちょい挟まれる子供らしく暖かい場面に少し安心する。
年長でリーダーになるファニーだけど、緊迫した中で焦ったりイラついたりと やっぱりまだ子供で感情的な部分もけっこう観られるのが共感できた。
山小屋の人に助けを求める場面のファニーの一声、「私はユダヤ人です」がすごくスリリングで心臓つぶれるかと思った…
最初のかくれんぼとドイツ兵から隠れたとき、どちらも木に登っていたけど対称的ななシーンだった。
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