「新フラメンコは苦手」パッション・フラメンコ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
新フラメンコは苦手
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小学生の頃から舞台で踊っていたというサラ・バラスのフラメンコ「voices」の最新公演に焦点をあてたドキュメントですが印象としてはサラ・バラスの哲学的な語りや仲間内の賞賛などが多くて、まるで彼女のプロモーション・ビデオでした。
私にとってフラメンコと言えば土着的なジプシー音楽が原点だと勘違いしていましたからフラメンコが女性がソロで激しく足を踏み鳴らしながら踊る(サパテアード)ことが多く、ギターと歌が伴奏の基本というのは本作で再認識。
映画は能書きが多く、舞台は現代的で完全にショー化しており、前半のフラメンコ独特のフリルも少ない軽装の衣装やスポットライト、それもタップダンスかと思える軽妙なステップはどうもしっくりきませんでした。
でも、伝統芸能の革新への挑戦と言う彼女の真摯な取り組みは尊敬に値するものであることは間違いないでしょうね。
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