「ナポリタンという語感の良さ」ナポリタン 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ナポリタンという語感の良さ
映画館では2018年11月19日イオンシネマ石巻にて上田慎一郎ショートムービーコレクションの一つとして鑑賞
それ以来3度目の鑑賞
冒頭
人類はいずれ「ナポリタン」という言葉のみでコミニケーションが取れるようになるだろう
言語学者ピロチェス・モンゴメリ
全部嘘
耳の中にナポリタンが入ったことで自分以外のこの世の全ての声が「ナポリタン」にしか聞こえなくなった男の世にも奇妙な物語
ナポリタンは日本で生まれたイタリア料理
ナポリタンという語感の良さ
ナポリタンをチョイスした上田慎一郎のセンス
カルボナーラとかペペロンチーノじゃダメなんだ
いくら美味しくても語感が良くないと今ひとつ浸透しない流行らない
その点でいうとカメレオン俳優は語感が悪く一部ライターの流行らせたいというゴリ押し感が半端なくもはや飽き飽きでうざい
主人公と主人公の彼女以外の俳優はセリフがナポリタンなのでそういった面では楽である
主人公の彼女役の秋山ゆずきにしたって主人公の発症前と発症後しゃべることといったらナポリタンなので主人公に比べるとだいぶ楽なんだけど
こういう話わりと好き
耳の中にナポリタンが入る姿は初期の寄生獣を彷彿させた
コメントする