「エヴァとはやっぱり違った作品かな?」ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 佐藤マグロさんの映画レビュー(感想・評価)
エヴァとはやっぱり違った作品かな?
エウレカセブンTVシリーズ、ポケットの中に虹がいっぱい、ハイエボリューション 1視聴済みです。
TVシリーズを忘れていたので要所要所再視聴。
その状態で映画観に行きましたが、一言で言って面白かったです。正直1がアレだったので見に行くか迷いました。相変わらず突拍子な展開はありますがそれでも1より絶対面白いです。以下感想が続きますが、理解力がある方だとは思っていませんのでシナリオを読み間違えてレビューしていたらすみません。
前作のこと、今作に関してもレビューにある通り賛否両論あるとは思います。特にアネモネ部分で性格がTVシリーズのアネモネじゃなく、しかもそれがパラレルワールドどころか夢である可能性がある…改めて突拍子もない展開だなと感じますしそう言われるとちょっと待てよと。何より、大事なTVシリーズのアネモネが無かったことになるというのは文句が出るのもわかる気がします。
見ている途中までアネモネの性格にん?となりましたが直前にみたTVシリーズの48話のアネモネの独白のシーンを思い出して普通の女の子になりたい…生まれ変わったら素直な人間になりたい、という気持ちを思い出し、それが今作のIFアネモネの人格形成に繋がったんじゃないかなと僕なりに思いました。
劇中のアネモネは幼い頃は腹が立ったりしたら殴るし拗ねるしお父さんに嘘をつくんだけど大切なお父さんに嘘をついたことが後ろめたくて飛行機を追いかけてます。成長したアネモネは大人に配慮が出来たり、大人やドミニクAIに寂しがって見せたり恋をしたり、見ず知らずの女の子を助ける気持ちを持てたり本当に健気で一途な普通のかわいい女の子なんです。確かにこれじゃTVシリーズのアネモネを見ていると劇中のアネモネは出来すぎていて物足りないんです。でも、TVシリーズのアネモネのことを思い出して、アネモネは幼少期の頃からこうありたかったんじゃないか?恋をして大切な人のために涙を流し、気持ちを思いやり、決して悲しんでいる人を見捨てたりしない、そんな普通の気持ちを大切にする女の子に近づきたかったんじゃないか。
TVシリーズでエウレカ、レントンに敵対していながら、アネモネの悲しんでいる姿を見て助けられたからこそ、エウレカのことを思いやる劇中の素直なアネモネが、IFのアネモネを通してあるんじゃないかと感じました。
そう考えられたときに、それが凄くしっくり自分の中に来て、自然と涙が溢れていました。
長文、駄文申し訳ない。でもここまで長々レビューさせる何かを感じた作品だっなんだなぁと驚いています。本当に見に行って良かった。次回作も絶対見に行きます。