「これこそ胸クソ映画でしょ」グッド・ネイバー ゆっちゃまさんの映画レビュー(感想・評価)
これこそ胸クソ映画でしょ
胸クソ映画と言えばミストやセブンと大体上がる名前は何処の映画サイトを覗いても決まっているしこの映画が上がっているのを正直私は見た事が無いので鑑賞していてストーリー展開に驚いたしオチにも驚いた。
この映画こそ胸クソ映画ナンバー1と言っても過言では無いと思う。
他の方も書いていたけどあらすじやポスターなんかでてっきりドントブリーズの様な強盗に入るDQNなガキ共VS女性を監禁してたサイコパスなじいさんと実はどちらにも罪が有ると勝手に先入観を持って鑑賞してしまったから衝撃度は凄まじい。
ガキんちょ2人が近所に住む風変わりというか嫌われ者のじいさんにひと泡吹かせてやろうと家に盗聴器やらカメラを仕掛けたり遠隔でポルターガイスト現象を起こしてりビビらせようとする。
その内じいさんが頻繁に地下室で過ごしている事に気付き死体でも隠しているんじゃないかと不振に思い始めるが実は亡き愛妻を思って地下室に保管している愛妻との思い出の品と過ごしていただけという展開。
ガキんちょ2人の仕掛けたポルターガイスト現象は偶然にも全て愛妻を思い出せる事柄と繋がってしまい遂にはじいさんは自殺してしまうってオチ、只の愛妻家の孤独なじいさんだったのに。
やたらこのじいさんへの悪戯に執着するガキんちょの1人は実は自分の両親の離婚について母方から助けを求められていたこのじいさんに逆恨みの感情を抱いており個人的に復讐したかった。
最後にガキんちょ2人は未成年という事も有り何と!保護観察で済んでしまう。
ガキんちょ1人はやや反省の色を見せつつ裁判所から去って行くものの、もう1人は復讐を成し遂げて尚殆ど無罪と変わらない判決にニヤリと薄ら笑いを浮かべこの映画は終わる。
これを胸クソと言わず何と言う!(笑)