「認められなくても」静かなる情熱 エミリ・ディキンスン Momokoさんの映画レビュー(感想・評価)
認められなくても
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私は詩人であり、私は詩を書く。
しかし、未明の詩作に父の許可を得たり、友人と弟のロマンスを許せなかったりするあたりには、時代の中に生きていた人を感じた。
南北戦争の頃の北東アメリカは、まさに清教徒の国だった。お茶さえ贅沢だからか、拒絶する牧師夫人の頑なさに、社会の狭すぎる了見を感じた。
エミリ・ディキンソンの詩は、魂の自由を静かに語るが、それを演技で見せるのは至難の技だ。
所々の詩の朗読が良かったが、彼女の手稿などもあればもっと興味を引く映画になったと思う。
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