「ミステリ的要素もあり、ほどよく怖い作品」ジェーン・ドウの解剖 といぼさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリ的要素もあり、ほどよく怖い作品
ホラー映画を苦手とする私でも楽しめました。
4人の死者が出た不可解な殺人事件。現場の地下に残された傷の無い身元不明女性の死体(ジェーン・ドゥ)の死因究明する解剖医の父子の話です。
解剖が進むにつれて起こり始める怪奇現象。倒木と停電の影響で脱出不可能になった地下室で、2人は怪奇現象にどう立ち向かうのか。果たしてジェーン・ドゥの正体とは。
というのが本作のストーリーです。
全編通して「じわじわした怖さ」が続き、「めちゃくちゃ怖い」って感じではないです。洋画ホラーにありがちなびっくり系のシーンも少なくて、ホラー苦手な私でも楽しんで観られました。
映画冒頭にあった不可解な殺人事件の真相がラストの展開で明かされるのはまるでミステリー作品を観ているかのよう。説得力のあるラストでした。
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