「「怖い!」のひと言」ジェーン・ドウの解剖 M.Kotaroさんの映画レビュー(感想・評価)
「怖い!」のひと言
検死のために死体解剖するシーンのあまりの情け容赦なさにまずビックリ。これがどこまでリアルかは一般人には知る由もないが,解剖の素人にとっては十分にリアル。この手のショッキングな映像が苦手な人にとっては冒頭の30分すら耐えられないかもしれない。
解剖が進むに連れて明らかになる死体の異常さが2番目のビックリ。次から次へととんでもない事実が飛び出してくる緊迫感がたまらない。
解剖を進める親子の周囲で怪異現象が起こり始めるのが第3段階。それまでは解剖が主軸だったので怪しいながらも科学的な雰囲気が感じられたが,この辺りから物語は一気にオカルト的ホラーに突入。
結局のところ「ジェーン・ドウ」とは何者だったのか。一応その素性と事の真相が提示されるが,掘り下げ方が甘いのがもったいない。
それにしても,ジェーン・ドウが死体なのに美しい。物語の怪しさと薄暗い地下室とのコントラストが実に強烈だ。
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