「事故で下半身不随となった電気技師ホアキンは自宅の2階を自称ストリッ...」エンド・オブ・トンネル よねさんの映画レビュー(感想・評価)
事故で下半身不随となった電気技師ホアキンは自宅の2階を自称ストリッ...
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事故で下半身不随となった電気技師ホアキンは自宅の2階を自称ストリッパーのベルタとその娘ベティに貸すことにする。地下にある仕事場の壁の向こうから話し声が聞こえることに気づいたホアキンは、隣家の地下からトンネルを掘って銀行の金庫に侵入しようとしている一味がいることを知り、ベルタも彼らの仲間であることを知る・・・から始まるサスペンス。
いかんせんラテン産なので一筋縄ではいかない奇妙な映画で、まず主人公のホアキンが序盤で何を考えているか解らないのでなかなか感情移入が出来ず、ようやく慣れてきたところでホアキンがあっと驚く奇行に打って出ることでストーリーが全然違う絶体絶命の方向へ転がり始め、緊張が張りつめた瞬間にいきなり投入されるギャグ。そして観客が戸惑っているところに繰り広げられる血塗れの惨劇・・・ラテン産はこういうところに全く躊躇がないところが怖いです。全然納得いかないラストシーンも含めてやはりラテン世界の抱える闇はどこまでも深いなと身震いしました。
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