ブルーハーツが聴こえるのレビュー・感想・評価
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予想とは違ったのが面白かった
THE BLUE HEARTSの大ファンです。
その理由でこの映画を観ました。正直、この曲はこうなのであろうか??
と個人的に思うことがありました。
が!そういう視点でも捉えられるのか。と新しい発見にもつながり、観てよかったです。
あと色々な一般の方々の協力も得てこの映画が制作されたのだと、感じることができました。
そして、一番興奮したのはやはり、THE BLUE HEARTSの曲が劇場の迫力あるサウンドでノーカットで聴けたこと!!
やっぱりTHE BLUE HEARTSは音楽で聴くのに越したことはないですね。
当たり前ですが(^-^;
THE BLUE HEARTSを知らない方でも楽しめる映画だと思います!
オムニバス映画も大好き!
「ブルーハーツが聴こえる」は6人の監督がブルーハーツの楽曲をそれぞれの解釈で作った短編映画のオムニバス作品!オムニバスっていいんだよね…色んな監督の作品が一挙に観れてお得感があるから笑。
一発目の飯塚健監督の「ハンマー」、大爆笑だった!尾野真千子×角田晃広×伊藤沙莉、を撮る飯塚監督めっちゃ最高だよ面白いよ〜涙。飯塚健監督は、「大人ドロップ」の時は、?と思ったけど、山田孝之の深夜ドラマ「REPLAY&DESTROY」で一気に好きになって、今回の「ハンマー」も超爆笑だった、ただひたすら笑った。あのキャストだからこの笑いが成立したというのもあるし。人ってこんなに簡単に笑っちゃうの??ってぐらい簡単に爆笑が生まれるから凄い。もっと観たい、監督の笑える作品。
三発目の「ラブレター」も良かった。ストーリー的には普通かもしれないし山本舞香ちゃんもそこまでだけど、斎藤工がすんごくいい。こういうイケてないのとかB級系のノリとか昔の役者風の雰囲気とかさ、これだよ斎藤工が1番輝くのは(あくまで主観)。いい男が演じる三枚目って素晴らしいね。成功しないパターンもあるけど、それが成功した瞬間私の中の文化遺産になるよ笑。カッコいいとかいい男とか飛び越して見てて気持ちがいい笑。こういう作品にバンバン出られたら好きになってしまう((((;゚Д゚)))))))
それぞれの作品良かったけど、最後の李相日監督「1001のバイオリン」は群を抜いてた…てか個人的に昔から大好きな監督というのもあるけどまじでよかったー。「怒り」に続いて三浦貴大が出てたのもほんと私得過ぎた。ジワジワどんどん好きになる俳優だよ。
映画とかドラマの作品に、時事問題とかを取り入れるのを嫌う意見もよく聞くけど、どんな作品でも媒体でも、結局作ってるのが人間なんだから、その人のその時の思いとか感情とか解釈とか気持ちとか考え方とか言いたい事とか入り込むの当たり前だよなーと私は思ってしまう。そこが万人に受け入れられるかは別として、ロボットが作ってるわけじゃないんだから、そこが魅力のひとつなんだから、と。
まぁそれでもつまらない映画はつまらないしつまらないものはボロクソに言っちゃうけど((((;゚Д゚)))))))笑
来週末以降も毎週毎週楽しみな映画が公開だ…なるべく見逃さないように観ていこう。
オムニバス の良さ
何か大切な事を教えてくれました。
事前情報何もなく、タイトル気になってふらっと観たので凄く新鮮で面白...
事前情報何もなく、タイトル気になってふらっと観たので凄く新鮮で面白かった。
6作品のオムニバスなのでその中で気に入った作品もイマイチだなと思った作品もあるけど、好きなのは3.4.6作目。
三作目のラブレターは、登場人物も魅力的で、内容もコメディなのだが青春の痛々しさと甘酸っぱさがあってとても楽しめた。
主演の斎藤工は今まで注目していなかったが、今回とても光っていて見る目が変わった。見た目通りの色っぽい役どころも需要あるとは思うが、こういうかっこ悪いダサい青臭い感じの役向いてるのではないか。私はこっちの方が好き。
友達役の要潤も二枚目になりきれてない感が役にあってるし、ヒロインの山本舞香はとにかく可愛い。初恋の人の輝きがきちんとある。
作品を世に届ける人たちの矜持の融合
4月9日、新宿バルト9にて観てきました。ブルーハーツが大好きで、上映前はどんな映画なのか最高潮の期待感を持っていた反面、曲の持つイメージやエネルギーが作品を通して伝わってくるのか正直不安でした。
観終わった後の感想は、
不安は全くの杞憂。ガン上がりしていたハードルを軽々越えるどころか宇宙にブッ飛んでいきました。正直映画を観てこんな気持ちになったのははじめてでした。
伝説とも呼ばれるブルーハーツの楽曲のイメージを大切にしすぎる余り日和っている作品は一つもなく、良い意味で全ての作品が振り切っていました。その根底には確実にブルーハーツの伝える前向きなメッセージが込められており、はじめてブルーハーツの曲を聴いたときの衝撃が蘇ってきたかのようでした。
[ハンマー]
テンポの良い軽快なギャグによって登場人物の感情の機微が絶妙に表現されていて、笑えるんだけど「そうだよなぁ」と共感する部分もある、観ていて気持ちの良い1曲目に相応しい作品と思いました。簡単に割り切れない気持ちや悩みを歌というハンマーでブチ壊す。改めて歌の持つエネルギーを感じることのできる作品です。
[人にやさしく]
ある未来、囚人を刑務所惑星へ輸送する宇宙船が隕石に衝突。辛うじて生き残った僅かな乗組員たちが繰り広げるヒューマンドラマ。
正直設定がブッ飛んでて、短い作中で細かに説明されることはないので読み取ってついていくのが大変な作品ではありました笑。
注目すべきポイントは、時間的猶予はあるものの、確実な死が迫るとき、人間はどういった行動を取るのか。そして、その中で垣間見える「人間が持つ、世界を変えることが出来るかもしれない性質」とは何か、それが解ったとき、表題曲の聴こえ方も違って来るかもしれません。主演の市原隼人さんらが演じるアクションシーンも見応えたっぷりです。
[ラブレター]
予告編を観たときは王道の青春映画かと思ったのですが、実際は「人にやさしく」に負けず劣らずブッ飛んでます笑。監督の作品のファンなら納得の展開だったかもしれませんが…笑。会場で最も笑いが起き、尚且つ、エンドロールで最もすすり泣く音が聴こえたという不思議な作品です笑。反則級の笑って泣ける作品です。
「少年の詩」
舞台は1987年、鍵っ子少年が主人公。
特筆すべきはその時代の空気感を表現するディテールの細かさ。当時のポスターやCMが作中で垣間見える、そのこだわりには脱帽です。作中でてくる少年少女たちの実在感は、撮りかたが上手いのか子どもたちの演技がいいのか、「ああ、自分もこんな頃あったなぁ」と思い出させてくれます。そして、子役の内川蓮生くんが魅せる市原隼人さん顔負けのアクションが、曲と共に最高のカタルシスをもたらしてくれます。清々しさを感じながら少しほっこりできる作品です。
[ジョウネツノバラ]
作中一切セリフが出て来ず、大切な人を失いつつもそれにすがり続ける男の感情を、演技、光の表現、音、風景などから読み取っていくという、映画でしか表現できない、映像作品の極致とも言うべき作品です。その分非常に多様な解釈ができる作品でもあると思います。(タイトルが情熱の薔薇ではなくカタカナなのも解釈の余地を拡げるためかもしれません。)もし誰かと一緒に観に行くときはそれぞれどんな観方をしたか、話してみると新しい発見があるかもしれません。世界一美しい死体を演じきった水原希子さんも必見です。
[1001のバイオリン]
豊川悦司さん演じる元福島原発作業員の男とその家族を、リアルを徹底的に追及して撮ったドキュメンタリー的作品です。リアルを撮るためのこだわりは、しっかり現地で撮影するところからも感じられます。(車から見えるお店の看板に「双葉店」の字が読み取れたのでおそらく福島県双葉町などで撮影されたのだと思います。)知り合いに、避難区域に住んでいて現在は故郷から離れて暮らしている人がいるのですが、作中描かれるような葛藤に悩んだりしていて、今も多くの人が葛藤しているのだと思います。震災から数年立つ現在、この作品の持つ意味はとても大きいものだと感じます。この作品に限らずですが、ブルーハーツの曲が持つ「理不尽な境遇、不条理な世界でも自分らしく前を向いて生きていく」という強いメッセージが心を貫きます。
作品全体としては、作品が曲のPVになってしまうのではなく、曲のための映画でありながら映画のための曲となっており、映画や音楽など、世に作品を届ける人たちの矜持が融合するとこんなに素晴らしいものができるのかと、ただ感嘆するばかりでした。
ブルーハーツは好きだけど観ることを躊躇ってしまっている人もいると思いますが、6曲6作品、必ず心に残る作品があると思うので、是非劇場で見届けて欲しいと思います。
ブルーハーツを聴いたことがなくてもこの映画がきっかけで好きになれる、そんな映画でもあると思います。
涙がとまらなかった。
劇場にブルーハーツが鳴り響いた。ハンマー、人にやさしく、ラブレター、少年の詩、ジョウネツノバラ、1001のバイオリンの6曲が。ブルーハーツの大ファンで映画には批判的だったが、観てみたら、とても素晴らしい作品だった。6つの作品で1つの作品となっている。それぞれの監督の表現が滲み出ていた。特にジョウネツノバラ。1001のバイオリンが素晴らしかった。1001のバイオリンのような震災を扱った作品は、日本人は見なければならない。目をそらしてはいけないのだ。ブルーハーツでヒロトやマーシーが歌うような前向きなメッセージを作品から受け取った。涙がとまらなかった。そして、劇場のお客さんが涙しているのが音として聴こえた。劇場にブルーハーツが聴こえた。素晴らしいの一言。このような作品が埋もれることなく、全国にアジアに世界に広がってほしい。ブルーハーツが好きな人でも、好きでない人でも、知っている人でも、知っていない人でも、日本人ならこの作品を是非劇場で。そして、この映画を作り上げてくださった方々に感謝を伝えたい。ありがとう。
誰かに金を貸してた気がする そんなことはもうどうでもいいのだ
※注:思い出補正120%の映画です。
一度もブルーハーツを聴いたことがない人はもちろん、
ブルーハーツに特に思い出がない人にはおすすめしません。
◎ 思い出ってすごい
オムニバス映画って途中で休憩とかないんですね笑
でも、あっという間のとても楽しい時間でした。
学生時代ブルーハーツにハマって
憧れてバンドとか組んじゃって……
って人はぜひ行ってください!
ぶっちゃけ全部が良かったので、
ちょっとビックリしているというのが正直な感想です。
オムニバスなんで、
「アレも欲しいコレも欲しい」「もっともっと」
詰め込みたい所はあるだろうけど、
監督たちそれぞれのブルーハーツへの思い出が
いい感じにまとまってたんじゃないでしょうか?
◎ それぞれのブルーハーツ
ストーリーのネタバレは避けますが、
6作品ともパターンは同じで〆にタイトル曲が流れます。
そのときに、この人の「ハンマー」はこんな感じなのか、
この人の「少年の詩」はこんな感じなのか…と、
当たり前だけど様々な受け取り方があるんだなと。
だから「わかるー」もあるし、
「そういうのもあるのか」と、
帰ってもっかい聴いてみよ。
という場面が沢山。
その中でもジョウネツノバラ(なぜかカタカナ)は、
本当に受け取り方が無数にあると思った作品で必見。
10人に感想聞いたら、
10通りの捉え方が出てきちゃうくらいに
好き放題やってる作品。
◎ 一人で行ってほしい映画
曲が流れる度に当時の記憶が蘇り、
そこに今の気持ちを照らし合わせるのが
素直に気持ちよかった。
新作映画を観に行くというよりも、
「ハックルベリー」に会いに行く
テンションで楽しんで欲しいです。
観終わったあと素直に元気になる映画です。
曲名とタイトル
プールハーツの曲をそれぞれの解釈で脚本された6本オムニバス構成の作品。
各話に繋がりはないが、何れも各話の山場にはタイトルとなったプールハーツの曲が流れる。
ハンマー(48億のブルース)
同棲相手に浮気されるも向き合わず逃げてしまう女性と彼女らを取り巻く仲間達のコミカルな話。
人にやさしく
囚人を移送する小さな宇宙船が漂流し、その中で絡み合う人達の話。
ラブレター
モテない人生を送ってきた脚本家が音楽ん題材に脚本を書くことになり、高校時代に果たせなかった思いを書き換えたところ、その頃にタイムリープしてしまう話。
少年の詩
母親の色恋沙汰に嫉妬する母子家庭のヒーロー大好き小学生の話。
ジョウネツノバラ
情熱の薔薇ではなくジョウネツノバラ。病気で妻に先立たれた男性が妻の遺体と寄り添う話。
1001のバイオリン
福島の原発事故で非難している家族の中、受け入れ前を向くことが出来ず苦悩する父親とその後輩の話。
ブルーハーツという意味では、1001のバイオリンは理解出来る部分もあるが、他は各曲の詩や世界観とはまるで異なりタイトルだけ引用した様な印象。ジョウネツノバラに至っては何故かカタカナだしタイトルと内容も合っておらずAメロ出だしだけから引っ張ったのか?という内容…と思っていたら以前から持っていたストーリーを企画に合わせて採用したとのこと。
ブルーハーツ云々は別として、2話目は物足りないものの、なかなか粒揃いでオムニバスの映画として楽しめた。
何となくブルーハーツ
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