「誰かに金を貸してた気がする そんなことはもうどうでもいいのだ」ブルーハーツが聴こえる スー!さんの映画レビュー(感想・評価)
誰かに金を貸してた気がする そんなことはもうどうでもいいのだ
※注:思い出補正120%の映画です。
一度もブルーハーツを聴いたことがない人はもちろん、
ブルーハーツに特に思い出がない人にはおすすめしません。
◎ 思い出ってすごい
オムニバス映画って途中で休憩とかないんですね笑
でも、あっという間のとても楽しい時間でした。
学生時代ブルーハーツにハマって
憧れてバンドとか組んじゃって……
って人はぜひ行ってください!
ぶっちゃけ全部が良かったので、
ちょっとビックリしているというのが正直な感想です。
オムニバスなんで、
「アレも欲しいコレも欲しい」「もっともっと」
詰め込みたい所はあるだろうけど、
監督たちそれぞれのブルーハーツへの思い出が
いい感じにまとまってたんじゃないでしょうか?
◎ それぞれのブルーハーツ
ストーリーのネタバレは避けますが、
6作品ともパターンは同じで〆にタイトル曲が流れます。
そのときに、この人の「ハンマー」はこんな感じなのか、
この人の「少年の詩」はこんな感じなのか…と、
当たり前だけど様々な受け取り方があるんだなと。
だから「わかるー」もあるし、
「そういうのもあるのか」と、
帰ってもっかい聴いてみよ。
という場面が沢山。
その中でもジョウネツノバラ(なぜかカタカナ)は、
本当に受け取り方が無数にあると思った作品で必見。
10人に感想聞いたら、
10通りの捉え方が出てきちゃうくらいに
好き放題やってる作品。
◎ 一人で行ってほしい映画
曲が流れる度に当時の記憶が蘇り、
そこに今の気持ちを照らし合わせるのが
素直に気持ちよかった。
新作映画を観に行くというよりも、
「ハックルベリー」に会いに行く
テンションで楽しんで欲しいです。
観終わったあと素直に元気になる映画です。
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