闇金ドッグス5のレビュー・感想・評価

介護2の認知症の母と二人暮らしの光夫。
介護3だと特別養護老人ホームに入れるが、ムリ。
ちょっと鈍臭そうで職場の上司に目をつけられ解雇。
仕事を見つけようにも目を離せない母の為、
容易に見つけられず、
闇金ドツグスのウーメンダイヤルに金借りに来る。
遊興費の為ではなく生活費の為、
ギリギリの状態で来たのだ。

そんな足元を見たかのように、
口上手く誘って来るヤツがいた。
生活保護費の申請が通りやすいようにと、
いろいろアドバイスしてくれ、
手続き等もしてくれる親切さ。
言われるままに書類にサインして
そいつの管理下の元、
保護費を受給する、となったらしい。
　　　えっ⁉️ おかしくない⁉️
市役所なりの公的機関と受給者との授受だけの筈じゃ❓

案の定、16万円の保護費からピンハネどころか、
半額の8万円取られる羽目に。
そのペテン師は、書類のサインがある以上、
言って行くところが無いと言い張る。
泣き寝入り⁉️

生活できない、
ドッグスにまた金借りに行き、
ペテン師に騙され保護費の半額を取られたと泣きつく。
取り立てに来たドッグス、光夫の窮状を目の当たりに。
電気💡は止められてしまうし。
母は相変わらずどころか、いない。探しまくる。

ドツグス、市役所の担当者の弱味を握りペテン師から
200万巻き上げる。
担当者、よせばいいのに、金欲しさからペテン師に
またゆすりに行きバレてしまった。
ペテン師がドッグスのところに行き、対決。

須藤が金を渡しに光夫のアパートに行くが留守。

その頃、光夫は、母を連れて海に行き‥‥。

他のレビュアーさんによると実話を元にしているらしく。

目が離せない、しかも、施設で預かってくれない、
母を抱えて
仕事できない見つけられない、悪循環の繰り返し。
やっとの保護費も狙われて、
光夫は、というよりも
公的機関がどうあるべきなのか⁉️
切実に必要な人に支給されるよう手続き等も、
騙されることなくできれば良いのに、と思うが。
生活保護費については、いろいろな話があるが。

この作品は実話を元に作られていて、凄く悲しく、虚しく、どうしようもないストーリーだと思う。たしか京都の事件だったかな。
最後の海辺での親子の台詞とか、実際に言った言葉をそのまま使ってて、泣ける。