「凄く表面的な2時間ドラマ」エゴン・シーレ 死と乙女 tokumeiさんの映画レビュー(感想・評価)
凄く表面的な2時間ドラマ
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シーレ役にやたらイケメン俳優をあててる辺りから嫌な予感はしました。
絵描きとして、表現を追求する心の機微や葛藤を描くわけでもなく。(クリムトとかも登場させておきながら)
ヴァリーやエディットとの愛や執着に的を絞るわけでもない。
画集の年譜にのっているキャッチーな出来事をなぞって「センセーショナルでしょ?絵描きの破天荒な人生って感じでしょ?ちょっとおしゃれでしょ?」と、言われているような浅い映画でした。
よくサスペンスとかでやってる2時間ドラマクオリティーでした。それか微妙な少女漫画。
あと、作中出てくるドローイング、本当に模写?カラーコピーではない?パステルやコンテの跡とか、余白の汚れとか全然なかったのですが、、、。
セックスシーンも必要ないものばかりだったように感じました。
監督が私はエディット嫌いでヴァリー派!ってのだけは伝わりました。
シーレ凄く好きな作家なのでこの映画には心からがっかりです。
でもエディットのお姉さん役の方、本物のエディットそっくりでよくこんなそっくりさん見つけてきましたね!!とびっくりしました。
軽くレンタルで観る位がちょうどよいかと思います。
シーレ好きが期待する感じではないです。
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