「効果音はよかったよ!!」魔法少女リリカルなのは Reflection eivomさんの映画レビュー(感想・評価)
効果音はよかったよ!!
「魔法少女リリカルなのは」のタイトルだけ知っていて TVアニメ、旧映画、その他漫画等内容を一切見たことがない、完全初見者の感想です。
攻撃エフェクト、近接戦闘が、かっこよかったです。
迫力がすごかったです。効果音が気持ちよかったです。
けどこれは完全にファン向けの作品でした。
【総合】映画で完結しない作品
見終わって、この娘のこういったとこが可愛い!って思える娘がいなく、外見の可愛さしか頭に残ってません。
所謂、萌え要素が皆無で、所謂、燃え要素のオンパレードといった感じでした。
上映時間の6割強戦闘シーンだった気がします。(なお体感は8割の模様)
おそらくですが、これはTVアニメを見てキャラの萌え要素をインプットしておいて、自分の中の推しの娘がカッコよく戦うところをみて楽しむ作品なんじゃないかと。前置きなしの、映画で完結させようとして観るものではなかったんじゃないかと思います。まぁ、知らないやつが見るなよと言われればそれまでですが。
【ストーリー】拳に思いをのせて
家族を救いたい思いの異世界(?)の娘(名前を憶えていない)と、とりあえず助けたい、力になりたい(そんなことを言っていた気がする)(主人公であろう)なのは。
これ、感情のベクトルは同じ方向のはずですよね?
なのに娘の仲間も娘も、話し合い(物理)で解決しようとする謎ストーリー。
TVアニメ見てないから知りませんが、この世界はこれが常識なのでしょうか。「説得してみる」って言ってたのに、いきなりバトルに発展したときはホントにびっくりしました。もしかして、説得も(物理)でしたか?
とりあえず、みんなが、戦って勝てば正義、みたいな脳筋なことはわかりました。
結局、「この世界の人にできるだけ迷惑をかけないようにする」の「できるだけ」が、どこまでが許容だったのかが謎のままです。
【バトル】あつくあつく熱く!
物語の9割を占めたバトルシーンですが、めちゃめちゃカッコよかったです。カメラワーク、エフェクト、モーション、その他の類。
音響も気合入ってますね。
個人的には、デカいエネルギーをぶつけ合う戦いよりも刃物をぶつけ合う戦いのほうが好きです。キィィンって金属の高音が気持ちいいですね。とにかく細かい音まで凝ってた気がします。
この映画で一番頑張ったのは音響さんだと思います。それくらいの凝りようでした。
剣を変形させたりする予備動作とかもよかったと思います。演出では、特に敵(石板)のパワーアップシーンがカッコよかったです。
バトルは中後半と、物語を追うにつれて熱くなっていくのがわかりました。バトルシーンを単調にしない配慮であったようですが、個人的には段階を踏むよりも緩急が欲しかったところ。
【バトル以外】その他1割は未完成の遊園地(?)
この映画で唯一主人公たちがキャッキャする貴重なシーン。ほんわかした曲が流れ、これで満足だろう?とでも言わんばかりに、カメラはすぐに主人公の親たちに渡され、物語を進めるほうへ向かった。
あの、やっぱり萌え要素が足りないです。腹五分目すらきてないです。圧倒的に足りてないですよ。
萌えアニメを求めてこの作品をみようと思った2時間前の自分の目を刺してやりたい気分です。
というか、最後のインタビューが一番意味わかんないっす。
【その他】警察(?)の方々、魔王(?)の面々
なんとか保安局?魔法関係の警察みたいな方々、後半何度か出てきてたようですが、弱すぎませんか?グロシーン担当みたいになってましたけど。
あまりに一瞬でやられちゃったんで、この世界では数が力になることはないんですか。
あとは、魔王さんたちの出番は続編でってことですか。イマイチ役位置がわかりませんでした。操られた娘の出番なんて終盤数分でしたし、続編で一気にいろいろ(力で)解決していく感じになりそう。隠された要素は大体出し切った感じですし、続編では今度こそ萌え要素多めなんですかね。期待して大丈夫?