「リリカルなのは 感想」魔法少女リリカルなのは Reflection プラズマイリヤさんの映画レビュー(感想・評価)
リリカルなのは 感想
バトル物が嫌いな僕でも、単刀直入に言えば楽しめた。以下感想
【主題】
第1作目→「家族愛」。第2作目→「友情」。
今回は、家族愛40%、友情60%といった配分であった。
個人的に、「家族愛 >> 友情 ≧ 愛情」という大小関係があり、これは主題の太さに影響すると考えている。
つまり、主題の太さは「第1作目 > 今作 > 第2作目」というような序列になる。
今作も第2作も申し分ない主題の太さではあるが、やはり第1作目の「家族愛100%」には及ばず、このような結果に落ち着いた。
【作画】
バケモノ。全員が最高の女。特に、序盤のフェイトの自撮りシーンは股間にジーンと来るパンチの強さで、思わず劇場にて目を細くしながらニンマリしてしまった。
バトルシーン・変身シーンもクオリティの高さは伺えたが、個人的にこの2シーンはストーリーの"深度"には影響しないため、加点にはならないと考えている。
キャラクターデザインに限っては、視聴者のQOLに影響するため、加点となる。
ただ、例外として終盤のバトルは最高に楽しめた。理由は後述する。
【音響】
終盤のバトルが楽しめた理由、それは「音響」に全てが詰められていた。
お決まりの水樹奈々が挿入歌として差し込まれるのだが、この水樹奈々のビブラートがエゲツない。
フェイトと敵の熱戦による躍動、視聴者の心臓の鼓動、水樹奈々のビブラートの波長、これが全て一致し、抜群にマッチし、最大火力をブッ放してくる。
これにはバトル物アンチの僕でも脱帽で思わず膝がプルプルと震えるレベルだった。
序盤のバトルのBGMも中々アツく、思わず首と肩を揺らすほど。
文句無し。
【比較】
第1作目→90点
第2作→75点
第3作(今作)→85点
【総評】
中々楽しめたが、やはり第1作目の「家族愛100%」には主題負けしており、この評価となった。
今作のReflectionは前編で、後編としてDetonationが2018年に公開されるようなので、是非とも行きたい。