「マイノリティの成長物語」ストーンウォール ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
マイノリティの成長物語
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未だに差別が完全になくなったとは言えないけど、この1970年当時はまだ差別が当たり前だった同性愛者。差別に怒り、抵抗し、起きた暴動という意味で、女性参政権活動を描いた「未来を花束にして」を連想させる。このように前人の努力や暴動があってこその今の社会なんだということ。
同性愛者にも色々あって、ドラグクイーンはあくまでその1つ。コロンビア大学に合格したばかりの主人公はその世界にまず入っていくけど、その世界を描くだけでなく、主人公と家族の成長も描いていて、多角的な見方ができる作品。兄思いの妹が良い。
最後、初恋の相手に会いに行くところでは「ムーンライト」を連想したけど、これと比べたら「ムーンライト」はハッピーエンドかな。
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