「.」VR ミッション:25 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅(CS放送)にて鑑賞。英国製、原題"The Call Up"。集められた八人のゲーマーがヴァーチャル空間で、高分子マトリックス製なる怪しげなボディスーツを装備、サバイバル・ゲームを強制させられる。途中、通過するビル内の一室に"Slaughter&Lamb law"と法律事務所っぽいプレートが掲げられており、これが登場人物達が辿る事になるこの先に待ち受ける運命を物語る布石っぽくなっている。単調に陥り易い展開を、地味乍らも飽きさせずラスト迄導く工夫が見られ、全体にこじんまりとした地味な印象は拭えないもののまずまずの良作。70/100点。
・集められた八人は、M.ディーコンの“Soxxx_1(カール・アンダーソン)”、M.クラークの“MUSTANG67(シェリー・オサリヴァン)”、A.クックの“DA_CHI3F(エドワード)”、T.B.ナイトの“xxATLA5xx(マルコ・ロッシ)”、B.ラーの“T3RRORIST#1(ザヒド)”、D.マクミーキンの“REAP3R__2000(アダム)”、A.ランドールの“SLAY3R_GRL(テイラー)”、P.ソーヤーズの“STR8_SHOOT3R(アンドレ)”。この内、T.B.ナイトの“xxATLA5xx(マルコ・ロッシ)”とB.ラーの“T3RRORIST#1(ザヒド)”が同じ鬚面に、似た雰囲気をしており、しばしば混同してしまった。
・大きなネタバレを書くなら、ラストのツイスト(真相)は『ソウ('04)』を想起した。亦、開始早々、男性は兎も角、異性の前で下着姿になる(着替える)女性陣に違和感を憶えた。他にもやや微妙な設定や展開、シーン等が散見出来たが、それらを差し引いても遜色の無い出色の出来だと思った。
・鑑賞日:2018年12月22日(日)