「その思いに感動する」きみの声をとどけたい プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
その思いに感動する
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なぎさ・かえでらは幼馴染で同じ高校のラクロス部。
なぎさは雨宿りの時にある喫茶店の跡地に入った。
そこは昔、紫音の母が経営し、ミニFMを放送していた場所だった。
紫音の母は植物人間みたいになっていた。
なぎさは、この放送を再開して聞かせれば目が覚めるかも知れないと言った。
そして6人ほどメンバーが集まり、夏休みの間だけ放送を始める。
なぎさらの幼馴染で大金持ちの夕は別の高校に行き、何となく壁があった。
上記喫茶店跡は夕の祖父の会社が買い取り、マンションが建つ予定だった。
ただ夕の口利きで夏休みが終わるまでは放送を続けて良くなる。
こうして夕は他の幼馴染たちと心の交流を取り戻していった。
しかし母の目覚める気配がないため紫音がやめると言い出し、終了。
こうして夏休み最終日、母と共に別の地へ移るため紫音は車に乗っていた。
そこにラジオが流れた。なぎさらがその日限り公開放送をしていたのだった。
紫音の母時代からのファンたち数十人も参加していた。
・・・こうして紫音の母は目を覚ました。
なぎさは卒業後、東京でプロのDJとして活動を続けて行く。
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劇場で見た。
最後は誰でもわかるお約束的な終わり方なんだが、
だからこそラストで変に時間を使わず駆け足だったのが良かった。
登場人物みんないい人という、ある意味珍しい作品。
でもそれぞれに短所もあり、人間らしい思いが強くて涙涙だった。
主人公のなぎさより、努力家ゆえ苦労も敵も多い夕、そこと張り合うかえで、
子供時代のトラウマから感情を封印してる紫音・・・に感情移入してまうなあ。
舞台は明らかに江ノ電沿線で、どう見ても江ノ島な島が何度も出て来る。
でも似たような名前の別の地域として描かれてた。何で?(場)
全編通して言霊がテーマだった。湘南で言霊と言えば「愛の言霊」を思い出す(場)
タイトルもいいよね。特に一度見た後は、タイトルだけでうるっと来るわ。