ジャン・ルノワールの小間使の日記のレビュー・感想・評価
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革命記念日と恋
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1900年のオクターヴ・ミルボーの小説が下敷
パリから田舎に流れてきたセレスティーヌに
男達は色目を使う
館の女主人は彼女を餌に溺愛する息子を引き留めようとする
ブルジョアの彼女に奴隷のように仕えてきた執事は
怒りを蓄積させて その残虐性を増す
下克上を狙うセレスティーヌの野心も千々に乱れる
ドレフュス事件で人間嫌いになった作者の原作とは
随分違うみたいで
ルノアール版にはおおらかさも感じられ
最終的にはセレスティーヌも息子も恋を選択する
ひ弱な坊ちゃまが執事に叩きのめされても追いかけ
彼女を取り戻しにゆくのは彼の中で起きた革命でしょうか
ポーレット・ゴダードはスカーレット役を最後まで
リーと争ったのがわかる美女でした
おきゃんみたいな風情が可愛かったです
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