東京喰種 トーキョーグールのレビュー・感想・評価
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鬼っぽいちょっと亜人な設定
見てなかった作品を色々見てみようと今回この作品にしたら、先日映画館で見たラジエーションハウスの主人公と同じ方がこちらも主人公でした。
喰種の設定は人を食べる、コーヒー以外は美味しく感じないとのこと。人を食べるのは鬼滅の刃の鬼と同じ、自分の体から分身(触手)のようなものを出せるのは亜人と同じだなぁと思いました。
多分こういう、人の力を超えた存在に憧れてるというか、いたら凄いだろうな、っていう想像力は多くの作家さん達が持つんでしょう。
鬼の体を食べると人間でありながら鬼の能力が使えるのは、鬼滅の刃でも風柱の弟がそうでしたから、移植されて使えるようになる、体質が変わるのは納得なんですが、拒否反応大丈夫だったのかな、一応生きられて良かった。。と思いました。
普通なら拒否反応で生きていられないような気がして。。エイリアンに寄生されたみたいで怖かったです。
大泉洋さんは、倒した喰種の触手部分を自分の武器のように扱っていましたが、喰種本人が死んでしまっているのに何故触手だけ動けるんだろう、触手への栄養補給はどうやっているんだろう?と、映画だけでは細かい設定が説明されず少しモヤモヤしましたが、まぁそういう世界なのかな、と思うことにします。
背中から触手出すと毎回服が破けてしまうから触手モードのあとは街を歩くのは大変だと思いました。
あと主人公は闘いで気持ちが高揚し、喰種寄りになるといかにもモンスターっぽくなりますが、他の喰種達は生まれた時から喰種なんですよね?人間は単なる食料ならそんなに毎回興奮してモンスターっぽくならないと思うので(女の子は普通に食事していたし)
主人公だけは元々人間で、臓器移植による喰種だから純血喰種とはちょっと違って、人間モードと喰種モードがはっきり切り替わるんでしょうか。。
なかなか不思議な作品でした!
グロいです…
アニメめちゃくちゃ面白かったなーー
たまたまWOWOWでやってたので観賞。
軽い気持ちだったけど、なかなか観入ってしまいました。それにしても、思ってたよりグロい。ぐちょぐちょどばーでした。ま、実写にしたらそうなるか。
ストーリーは、アニメの記憶を辿りながら楽しめました。ただ前情報ないと厳しいのでは?CCGの武器とか急に出てきて、なんじゃありゃ?となりそう。何の説明もないし。
逆にアニメ組としては、トーカちゃんが弱くて残念。あんな簡単にやられちゃったら嫌だ!でも、千眼さんは良かったです!千眼さん、好きだな。
あと!これ大事!月山さん出てこんやないかい!!!
と思ったら、続いて始まった【S】で出てきたよ
自分がこの世界にいたら、どんな答えを出すだろう……?考えさせられる。奥が深い映画。
グールと呼ばれる人間しか食べられない種族と、人間との争いを描いた映画です。種族という言い方があっているのか……、亜種と呼ぶべきなのか……、はたまた人間と同種なのか……。種族の境目ってどこにあるのかを考えさせられました。漫画が原作の割にテーマが重く、奥の深い映画だと思います。
グールの見た目は人間そのもの。人間社会に溶け込み、身を隠すようにして生活をしています。人間をためらいなくなぶり殺し貪り食うグールもいれば、自らは人間を殺めず自殺した死体の肉を食料にする派閥もいます。他にも幼い・非力などの理由で自ら狩りができず、食料を仲間から分け与えてもらう者もいます。人間のことを嫌っていたり、共存を望んでいたり、関わりを避けようとしていたり。グール内でも人間に対する考え方に違いがあるんです。そういった様子から、人間視点で見たときに、必ずしも敵とは認識しづらく、”共存”に一縷の望みを持ちたい気持ちにさせられました。
しかし、個人的にグールは亜種なのではないかと思いました。理由は特殊能力を使えるからです。オリンピック選手も真っ青なスピードや跳躍、さらには怪力を見せてくれます。しまいには羽が生えたりしてきました笑。ここら辺は漫画特有のSFチックさが出ていましたね。これだけ人間離れした能力を見せつけられて、人間と同種とは捉えずらく、お互いが分かりあうのは難しいのではないだろうかと思います。人間は牛や豚を食べることに抵抗を感じません。生きていく上で致し方ないからです。益ある殺生なんです。グールにとっての殺生は人間。ぶつかり合うのは致し方ない。……ですよね?
ここでポイントになるのが、主人公・カネキです。カネキは普通の人間として大学生活を謳歌していました。しかしある事故がきっかけで半グールとして生きていくことを余儀なくされました。人間以外の食糧を受け付けない身体に恐怖を感じ、人間を食べることに葛藤します。「自分は人間だ」→「もしかしたらグールかもしれない」→「認めたいくないけどグールなんだ」→「グールとして生きていくしかないのか……」。主人公の心境が徐々に変化していきます。(※ここら辺の心境の変化は、主人公を演じる窪田正孝さんの好演があるからこそ、僕らに伝わってくるのだと思います)。しかし、心境は変化していっても、最終的にグールが何者なのか答えは出されていません。人間?亜種?タツキは「ただ、この世界は間違っている!」と主張していました。
見た目はグールも人間も同じ。食べるものが全く違う。これを仲間と思うのか敵とみなすのか。登場人物によって主張が分かれたように、観た人たちでも分かれるのではないでしょうか。僕は前述した通り違う道を歩むしかないと感じました。そうでなければ、自分が食べられちゃうかもしれないし笑。お互いに感想を言い合うと盛り上がりそうですね。見た人に考えさせる映画は、観終わった後も楽しい。良作だと思います。
戦闘シーンが…
難しそうって思ってたけど
よくできたなぁって感じた。
トーカさん好きだ。
続編も見たいなと。
抜粋!このシーン!
感情を揺さぶられすぎるので
みた後、少しご飯がまずくなり
コーヒーが美味しくなりました。
錯覚ですが…笑
タイトルなし(ネタバレ)
最初は面白かった。
人間の中にグールーが混ざっている。
主人公が食べられる。
死にかけてグールーの臓器を移植される。
半グールーになってしまう。
このあたりまではよかった。
そのあとあたりからあやしくなってきて、
そのあとは最後までずっとたいくつだった。
窪田正孝
TSUTAYAで借りて見ました2回目です
初めて観た時の話をさせていただくと、衝撃でした…
原作の漫画は読んでません。
何も知らず観ましたが衝撃作でした
常に画面が暗い、淀んでいる。
ダークファンタジーそこがカッコいい
元々窪田正孝が好きだったのですがハマり役ですね
大人しい役からの狂気、怪演……
叫ぶ叫ぶ窪田正孝
この1本で窪田正孝のヨダレまで拝見できます
ハンバーグを吐くシーンでは昔自分が給食で嫌いなものを最後の最後まで残して嫌々食べて吐きそうに
なったことを思い出しました笑
確かに口にすると動悸が速まり、冷や汗が出ますよね
それを見事に演じていて圧巻でした
牛乳やトマトを吐くシーンもリアルで
床を這いずり回るところは演技と言うものが
怖くなるくらい本格的なもので一気に引き込まれました
結構血が出たり首が飛んだりバラバラになったり
あれなんですが、R指定ないのがびっくりしました
食べるとは何なのか、普段いただいている
命を改めて考えさせられるような作品でした
また観たいです
思うところがいろいろ
あんまりフィーチャーされてないけど、個人的にはRADWIMPSの曲が1番良かった。
不条理や悲しみを包み込む野田洋次郎の優しい歌声が沁みた。
中身に関しては原作を中途半端に齧っているため、物足りなさを感じた。
でも劇場版にするなら仕方ないのかとも。
窪田正孝の演技が凄かった。
そういう設定であったのだろうが、人間であるときと喰種であるときの別人格かのような演技がすごいなと思った。
ただ赫子やらクインケやらのCG感は否めない。あと、冒頭でリゼの上に鉄骨が落ちてくる所はもっとリアルにつくって欲しかった。
役がある程度原作に忠実である分、その辺りが浮き彫りになってしまうなと感じた。
あと、人間の食事が喰種にとってどのように感じられるのかということを解説しておかないと、生臭いだけで嘔吐し食事が出来ないのかと思う人もいるのかも。
トーカは、清水富美加の新たな一面を見ることができて良かった。
亜門とカネキの戦闘シーンが迫力あるものであったため、真戸とトーカの戦闘シーンが寂しく感じた。桜田ひよりちゃん良かったな。
劇場版続編公開に当たって前作を見てみたが、今作を観に行くかは検討したいと思った。
あまり面白くなかった・・・
製作された方には申し訳ないけれど、映画としての出来は良くないと思います。。。原作は全て読んでいます。
見ていて一番気になるのが、あまりにも説明不足な点です。原作を読んでいないと意味が分からないところが多いのではないでしょうか?例えば、クインケがどうやって出来ているのか、もう少しはっきり説明しないと、真戸の残虐性が伝わりません。それに序盤、死んだはずのリゼが出てくるシーンがありますが(実際には金木の幻覚)、原作を見ていないと非常に混乱させられると思います。原作でも序盤にはないシーンですし、敢えて追加した意味が分かりません。
そして原作では書かれている主人公のモノローグが一切ないため、本作の肝とも言える主人公の心の葛藤が全く伝わってきません。グール化した際の演技も、飢餓と食事による快楽で理性を失う、というより単に発狂して凶暴な化け物になったようにしか見えません。人とグールは、体は別でも心は全く一緒、という設定があって初めて見ている側に問題提起ができるはずです。発狂して暴れ回る怪物、ということだと意味合いが変わってしまうはずです。(原作でも理性が飛ぶシーンはあるにはありますが、モノローグ含めて丁寧に描かれているので、あまり問題はありません。)
ストーリーは原作にかなり忠実ですが、その為かえって粗が目立ちます。例えば亜門に「僕を人殺しにしないでくれ」というシーンも、亜門に逃げてくれ、と言った後だから意味が通じるのであって、馬乗りになりながら言っても意味が分かりません。吉村の「二つの世界に居場所がある」という台詞も、どこにも居場所がない、という台詞を受けてのものであって、いきなり言われても印象が薄いです。原作の名台詞を、なぜそれが名台詞なのか、という文脈を捉えず、ただただ有名な台詞だから、と挿入しているだけのように見えます。
いっそ原作の設定を活かして全く別のストーリーにしてしまうなら良いと思うのですが、中途半端に原作に忠実なストーリーでありながら、原作の一番良い所(バトルではなく、登場人物の葛藤、心理描写や台詞回し)が活かせていないのが残念でした。
ちなみに映像面では、カグネが気になりました。原作のカグネ(特に薫香のもの)は硬い金属質のような印象ですが(作中では鋼鉄製の筋肉のようなもの、と説明されている)、映画のものは表面がベトベトしている感じです。原作中では薫香のカグネは美しいとまで描写されている(「きれい」と言われ見とれられる)のに、映画のものは、とても美しいといえる代物ではありませんでした。ただ映画はグロさを売りにしている様子もあるので、原作と異なるというだけで、これはこれでありなのかもしれませんが。
見本的原作レ⚫プの全力失笑コメディ!
原作完結した事ですし、Amazonで100円だった事もあって観てみました。まぁ、ホント邦画のレベルの低さを再確認でしたね。中途半端なコメディでした。笑い過ぎて舌噛んだ!いや、作ってる側はコメディの認識ないかと思いますが出来上がった作品は失笑しかできない残念な仕上がりです。
余り日本の俳優さんに詳しくないのですが金木役の人、大学生にしては老けてますよね?正直演技は不自然極まりないですし、どっちにしろ内容もロクな物に仕上がんないんなら、せめて俳優さんの年齢ぐらいは原作と近付けても良かったのではないでしょうか?
不思議なのはCGのレベルとか毎週やってる仮面ライダーと変わらないって事なんですよね。日本の映画の予算って毎週やってる特撮と変わらないんですかね?
まぁ、酷評するんなら観るなよって話なのかもしれないですけど、原作読んでたら気になるのが人のサガってもんなんです。でもやっぱり作った人に言いたい。真面目に仕事してください!
わかりづらい
原作未読ではわからない。
グールと言う人種が人間と全く同じ容姿で共存する社会。
グールは人を食べることでしか生きれない。
人を襲って食べるグールもいるが、自殺体だけを探して食べるグールもいる。
カネキは彼女とデートの最中に彼女がグールだと知りあわや食べられてしまうその時、事故で彼女が死んだ。彼女の臓器を移植されたカネキはグールになってしまい普通の生活に異常をきたしグールが集まる喫茶店で住み込むことになる。
グール対人間の戦い。
グールになったカネキの本能と理性の葛藤が描かれている。
カネキの両親は何故死んだのか?
カネキの涙がアモンの瞼に落ち、アモンが右目に眼帯をしてる訳は?
清水富美加最後の作品。
原作とは違うかもね
面白かったのではないだろうか!
原作はあんまし読まずに、しかし中途半端に読んでいる状況で
原作よりもこの世界観への入門編としてはこの映画はよく出来ている部類に思う(原作ファンがどういうかは分からんが)
原作よりも主人公のやり取りが削られている分見やすさは上がってると思う。
大泉洋の悪役な感じも大変よい仕上がり!
捜査官と主人公それぞれの「この世界は間違ってる」という台詞に集約されている世界の物語であり、グールと人間のそれぞれの想いや正義があり、それぞれに生きているということを感じさせ、どちらの立場もキャラクターも間違ってないのだと見る者に感じさせる(なんとなく言葉にするのが難しいのだがまあこんなもんだ)
まあ何より問題なのはCGか…
なんだろう?イマイチなんだよなぁ
生々しい感じなんだけどどこか浮いてるし、どうにも違和感が…
アクションシーンが悪いわけではないのでどうにも…
役者の演技は大変素晴らしい(窪田正孝の月感…)
あんていくの面々の豪華さはあまり活かされず
清水富美加も良かったんだけどなぁ…(出家かぁ…)
と、色々あったがこういう世界観はとても好きだし、原作に触れたくなったのでそういった意味ではこの実写化は成功と言ってもいいのでは?少なくとも個人的には原作読みたくなったので
実写化の是非
最初に書くがこの実写化は成功だと思う。
原作はその名の通り、結構なグロシーンが
ある。映画ではなかなかの描写が入って
いて、ここには割りとメジャーな俳優を
起用した割りには敢えて称賛を贈りたい。
他の実写と比較してあまりストーリーを
詰め込んでいないのが成功だと思う。
CGは少しショボいけど最低限の描写は
出来ておりアクションシーンは違和感はない。
キャストは当たり外れが大きい。
主演の窪田正孝は、ナイスなキャスティング。
蒼井優は原作とは違うかなあ。
もっとセクシーできつめの顔立ちの女優が
良かったかなあ。
要潤や清水冨美香はまずまず。
大泉さんは怪演たが外してます。
全体的には良くできてる。
原作にも忠実だしやはり脚本がしっかりしてる。
これがすべてかな。
あたりの実写化だと思いますよ。
完成度高く見えました。
アニメは軽く見た上でこの作品を見ましたが。
コスプレは、お店の感じとか人とか色々とトータル完成度高く見えました。
大泉洋さんが憎まれ系な役やるの初めて見ましたがこーゆー演技もできるんですね。
蒼井優さんが演技うまくて怖かっです。
映画なのでギュッとまとめられてましたが、ストーリーはわかりやすく、見ていて嫌な気はしませんでした。
まぁ続きが出るならまた見たいなと思います。
アニメも漫画も見たことある方なら、納得行かないところも多々あるかもしれませんが、かじった程度なら全然楽しく見れる作品でした。
罪を食べてでも生きたい
こちらも人気コミックの映画化らしいが、毎度の事ながら…。
内容もほとんど知らず、大まかな概要だけの漠然としたイメージは、『寄生獣』×『亜人』…?
人間を捕食する“喰種(グール)”と呼ばれる怪人が潜む東京。
ある日突然喰種に襲われ、その臓器を移植され、半人間半喰種となってしまった大学生のカネキ。
喰種と彼らを駆逐する組織“CCG”の戦いに巻き込まれていく…。
うん、確かに『寄生獣』×『亜人』だ(笑)
でも、これはこれで特色があり、面白味もある。
それに、何の予備知識や固定概念もナシだったので、なかなか面白くも見れた。
まず、喰種とは何ぞや?
見た目は人間とは変わらない。
が、人間しか食べる事が出来ず、人間の食べる物は食べられない。要は、人間が野生の動物たちが食べる物を食べられないのと同じ。
本性を現すと、赤い目がギョロリとなり、身体から“赫子(かぐね)”と呼ばれる触手のような器官を鞭のようにしならせ、戦う。
身体能力も超人的で、骨折程度ならすぐ治る。
『寄生獣』も『亜人』もそうだけど、多少似通ってはいるが、あれやこれや特異な存在を創り出すもんだ。
けど、この赫子がちょいと気持ち悪く、グロい描写もそれなりに。
本作はキャストの熱演・怪演が目を引く。
原作者たってのキャスティングだという窪田正孝が見事。
半喰種になる前のちょっと冴えない何処にでも居そうな青年像は、何だか素の窪田クンを見ているよう。
半喰種となり、自分の中の喰種が覚醒する表情や目の凄みはなかなかのもの!
それでいて、自分の運命への葛藤や苦悩も体現。
若手実力派の肩書きに偽りナシ!
喰種の少女トーカ役の清水富美加はイメージ一新。
長かった髪をバッサリ切り、クールで言葉遣いも荒いドS、アクションも披露。
彼女のまた新しい一面を見れるとは…!
だからこそ余計に、ああ、もう、惜しい!
そして、蒼井優。
カネキを襲った喰種の張本人で、カネキが喰種になってしまったのは彼女の臓器を移植されたから。
他の喰種の食い場を荒らす“大食い”という設定らしいが、物語の展開上出番は序盤だけ。
が、その怪演は一見の価値あり。
日本のこの手のコミック原作映画は、単純な勧善懲悪じゃないのが見応えある。
本作も然り。
人間=善、喰種=悪、もしくは喰種=善、人間=悪とはなっていない。
それぞれに良識ある者、悪しき者、正義の考え、立場などがある。
人間を喰らう喰種は確かに恐怖の存在だ。
己の食欲を満たす為だけに、人間を襲い、殺す喰種も居る。
その一方、“あんていく”の喰種のように、人間を襲わない喰種も居る。
勿論彼らも喰種なので食べなければ生きられないが、彼らが食べるのは、自殺した人間のみ。処理する前は悼むように手を合わせる。
喰種だからと言って、皆が皆、恐ろしい存在じゃない。平和に、穏やかに生きたいと願う喰種は大勢居る。
喰種から一般人を守るCCGは一見正義の立場のように思える。
が、捜査官の真戸は喰種を駆逐する為なら手段を厭わない冷徹・非道。喰種の赫子を改造したような武器で喰種を追い詰める様は狂気的でもある。(白髪に不気味な雰囲気、コミカルさを一切封印し、大泉洋が怪演)
その部下の捜査官・亜門は真戸とは違って真っ当な正義を持っている。
が、親交を深めた捜査官が喰種に殺され、激しく憎む。
その捜査官を殺した喰種というのが、トーカ。
彼女もただ猟奇的に殺したのではなく、ある復讐で…。
主人公が半人間半喰種という設定なのはありきたりかもしれないが、見る側としては感情移入し易い。
喰種の空腹感は人間の非じゃない。
食べなければ生きていけない。
でも、人肉を食べる事なんて出来ない。例え、自殺した人間の人肉でも。
自分は人間か、喰種か。
他者を殺めた人間も喰種も間違っている。
だからと言って、その為にまた他者を傷付ける事も正しいとは思わない。
が、理解しようとしない勢力からか弱い喰種母子を守りたい…。
何が善なのか、何が悪なのか、何が正しいのか、何が間違っているのか。
間違ってても、正しくなくとも、人間も喰種も、それぞれの守りたいものや己の為に…。
内容的に見応えあったし、赫子バトルも迫力あったが、でもちょっとアクション的にもスケール的にもこぢんまりとした印象。
Wikipediaで調べると、登場人物や展開などもっと複雑に交錯するようだが、本作はあくまで序章。
続編作れそうだが、あ、でも、清水富美加が…。
トーカ抜きでは話は進められないと思うので、う~ん、残念!(>_<)
(本作での新境地熱演は見事だったのに、出演した後で本当は倫理に反するような役は嫌だったと言われてもね…(^^;)
ダークヒーロー
照明的にもストーリー的にもダークな設定が素敵です。
残酷な闘いの描写、血の量、タイトルも含め小難しい漢字(赫とか)、音効など細かいとこも好きです。
好きな台詞は大泉洋の「よく喋るネズミだな」です。
最高の映画
66本目。
金木のセリフ。
ゆで卵みたいなものさ。
傷つくのを恐れてちゃダメ。
殻を破って、道を開く。
いい人生訓だと思う。
思いっ切り生きる。じゃないとつまらないと思う。
清水富美加はやっぱ演技、抜群に上手い。
千眼美子と言う名で出家したが、芸能活動マイペースで続けて欲しい。
映画では異彩を放つ才能の持ち主だ。
蒼井優怖すぎ。
思い返せば大量のゲロとグロい描写のオンパレードなのだが、
主人公が葛藤する描写に重きを置いたストーリー構成なので
非常に分かり易く観られる。冒頭で蒼井優が演じた喰種の女
が彼女にドンピシャでハマっており、やっぱり人間じゃなか
ったんだと納得(ゴメンねぇ)するくらい巧い。清水富美加も
色々葛藤してたのだろうが相変わらず巧い。原作者も納得の
主人公カネキを演じた窪田正孝も当然巧い。キャストの勝利
と思うほどの気持ち悪さと裏腹にグイグイ惹き込まれる勢い
があった。原作は全く知らないので比べようがないが、人間
でありたいけど人間を食べたい気持ち(複雑だ)の連続という
立場に於かれたらどうしようと胃腸のあたりをグッと掴んで
は手に汗かいた。怖いけど同情してしまう、あり得ないのに
内臓が痛むようなストーリー。よくこんな話思いつくわねー。
窪田さんの怪演がすごかった!
原作ファンなので鑑賞。
自分はドラマのデスノートで窪田さんを見た時に、「ライトというより金木っぽいな…」とか思っていたため、実写映画の金木役に石田先生が窪田さんを指名したと聞いて、とても驚きました!そして鑑賞すると決めたのです。
窪田さんは金木の超根暗な雰囲気を見事に体現していました。また、人間の食物を受け付けず、這いずり回るシーンは本当に壮絶でした。これぞ怪演といった感じで、大変
感心しました。
他のキャストさん皆さん良かったのですが、強いて言うならば真戸の狂気があまり伝わらなかった気がします。真戸は登場シーンも少なかったので仕方ないのですが…
錦vs金木のシーンは、尺的な問題で仕方ないとは思いますが、大学の一教室で血まみれの戦いをしていて、後片付けが大変なのではないか、喰種であることが誰かにバレてしまうのではないかと思え、違和感がありました。
カグネのCGは、錦の尾かく以外は違和感もなく、良かったです。
回転するドウジマは、原作よりやたらと強そうになっていて、カッコ良かったです。
カグネ、クインケといった用語の意味が劇中でしっかり解説されなかったので、原作を知らない方には理解し辛いところもあったと思います。
全体として、原作より狂気じみた感じが出ており、映画化した意味があったと思いました。
理不尽の中を生きる
テレビドラマ 「デスノート」や「マーズ」などで
特異な役を見事に演じ切る窪田君が今回は
グールなってしまう役を演じるとは
窪田君が大好きなので観にいきました
今回も 彼の演技には
唸ってしまいました・・・
「人殺しにしないで・・・」あの時の演技には
もうもう 声になりません
人として グールとして生きる
さまざまな 思いや葛藤があり
人と世界と同じ
グールの中でも 色々なグールがいて
それが描かれているのが良かったです
なので 人食いグールなのに 観ている側は
グールに味方してしまうのです
理不尽に半グールになってしまった
主人公の生きざまにも心を打たれました
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