「生きる」あなたのママになるために M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
生きる
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ペネロペ・クルス!光っております。
乳がんと闘う女性を見事に演じています。
お話自体は、大して目新しいものではなく、サッカー少年の一人息子と、若い女性と旅行中の旦那。スカウトマンの新しい男。そして、主治医の先生。登場人物もいたって少なく、お話は主人公の闘病する姿と、妊娠がメイン。
マグダ(ペネロペ)が、片方の乳房をとって、一旦癌がなくなったと思っていたのに、もう片方の乳に癌発見。しかも時すでに遅し。余命6ヶ月と宣告された後に、新しい恋人のアルトゥーロとの子供を身ごもる。
この辺の流れがドラマですがまぁ、現実にありそうなお話。結局、赤ちゃんを出産してそのまま亡くなってしまうマグダ。やっぱりそうなってしまうのね、、、奇跡はおきません。ただ、彼女はせいいっぱい生き切ったのです。
妊娠中の彼女の闘病する姿は皆無でしたので、このへんがちょっと作り話っぽく感じてしまいましたが、まぁそこは、、ね。とにかく幸せに暮らす彼女に夢を感じます。実際にマグダは何度もお腹の中のナターシャの幻想をみるのです。
最も感動したシーンはやっぱり主治医のフリアンが、レストランで歌うシーン。"生きるってことは〜♪" 泣いて、闘って、笑うこと。感じ、愛し、苦しむこと。それが生きるということ。
うーん、素敵な歌だわぁ。これスペインのもともとある歌なのか?それとも映画用に作られた歌なのか?調べてみます。
母は強し!ですが、やはり母も人間。
母が強くいられるのは周りの愛する人達の存在に救われ、支えられ、愛されているからなのですね。
赤ちゃんのナターシャを抱いて歌うダニと、父親のアルトゥーロ、主治医のフリアン。ラストシーンのこの三人の穏やかな顔が印象的でした。
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