「弁護士の鑑」弁護人 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
弁護士の鑑
弁護士モノは観ていて辛いですね。
特にこの作品は周りにはほとんど味方なし、拷問有りの映像的にも辛い話でした。
前半は割とポップな感じで少しダラダラとしましたが、馴染みの店の息子パク・ジヌが不当逮捕されることで、物語が動き出します。
ここからは韓国映画らしい社会風刺の効きすぎともいえる重い話に。
実話が元ということで、余計考えさせられます。
闇に埋もれているだけで、こういったことは実はどこの国にもあるのかもしれない。
とてもメッセージ性のある映画でした。
そして、なんといっても毎度お馴染みソン・ガンホさん。
今まで観た彼の出演作で1番好きかもっていう演技をされていました。
法廷での涙のシーンは勿論のこと、普通の一父親としての様子もとても上手くてリアルです。
不条理な世界で苦しくて泣きたくなるけど、ラストにはプチ感動できます。
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