劇場公開日 2016年11月12日

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「罪と正義を主張する主人公の執念」弁護人 めいさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5罪と正義を主張する主人公の執念

2017年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

 80年代軍事政権下で赤狩りの風が吹く韓国。高卒で弁護士をやっているウソクは、若い頃に世話になった店の息子ジヌが国家保安法違反容疑で逮捕されたことを知り、アカだと濡衣を着せられたジヌの弁護を引き受けることにする…。
 最初金儲けの為に裁判官を辞めて弁護士になったウソクが、知人の息子の弁護を引き受け、事件を調べていくうちに、事件が全くのでっちあげであること、最初から検察や裁判官や弁護士が有罪を前提に処理しようとすること等、民主主義の正義が無いことに怒りを覚え、執念で無罪を主張する様が壮絶だった…。
 マスコミも司法も全てが警察という権力寄りの超アウェイな状況でも、屈せず無罪と正義を主張する主人公の執念が凄くて。最終的に周りの人の心をも変えていく様子に心を打たれた。実在の裁判を基にしたストーリーらしい。

めい