ノー・エスケープ 自由への国境のレビュー・感想・評価
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なんというか全く飾りっ気のないシンプルなストーリー。結末もまぁシン...
なんというか全く飾りっ気のないシンプルなストーリー。結末もまぁシンプルと言うばシンプル。
ストーリー中に変な恋愛やロマンスを挿入しなかったのは好感が持てる。結末もなんか物足りない。唯一、犬の殺したところだけはスッキリ!※私は本来犬や動物が好きなのですが、この物語中での犬は殺人犬ということで、ご勘弁!
単調
時節柄、政治的なメッセージがあるのかと思ったら、単なるアクション映画でした。ひねりがなさすぎ。
執拗
悪役が似合い過ぎるジェフリー・ディーン・モーガン
国際問題の根深さ
近年、貧しい国や危険な国から他国への移民や不法移民が増えている。これはアメリカとメキシコの間の話だけではなく、全世界で起きていることだ。
移民はより安全で豊かな生活を目指して国境を越えようとする。受け入れる側は今の生活を崩されまいと反対する。これが今の国際問題だ。
そんな状況をサバイバルアクションで上手く表していると思った。
狩る側の人間も、移民によって仕事が減ったり、犯罪率が上がったりするのを恐れる人間なのだろう。(移民を撃ちまくっていい理由にはならないがw)
ただ今作の舞台は本編通して砂漠だけだw90分という長さでも後半は少し飽きてしまっている自分がいた。
音楽の使い方や雰囲気が「ゼロ・グラビティ」に似ていた。緊迫感が半端ではなかった。
不気味な静寂がリアル。狩る者と狩われる者との死闘。
【賛否両論チェック】
賛:追う者と追われる者との緊迫な命のやり取りを、余計な演出を加えずにリアルに描いているのが印象的。最後までハラハラさせられる。
否:雰囲気自体はかなり静かに淡々と進むので、人によっては眠くなるかも。
イメージとしては、「ハンティング・パーク」をよりリアルにした感じでしょうか。家族のためにアメリカを目指す主人公を始め、様々な理由から越境を図ろうとする人々に対し、容赦なく銃弾を浴びせる狂信的な男。双方からの視点を淡々と描くことで、今まさに目の前にある恐怖を、肌で感じることが出来ます。
変にBGMなんかで緊迫感を煽らないのも、よりリアルな空気を醸し出す良いアクセントになっています。逆に言うと、かなり静かな雰囲気で話が進むので、気をつけないと眠くなってしまうかも知れません。
グロいシーンも結構ありますので、大丈夫であればチェックしてみて下さい。
ずっとハラハラドキドキ
目をつけられるとね。。。
リアル鬼ごっこ+犬
某アプリ利用中の予告PRでですが…(本文に続く)
移民問題だけど…。
原題は「デザート」。主役は砂漠なのかな。ゼログラビティばりに砂漠の...
原題は「デザート」。主役は砂漠なのかな。ゼログラビティばりに砂漠の熾烈さを表現するのかと思いきや、そーでもない。
ただ、追ったり追われたりのやり取りが、だだっ広い砂漠で繰り広げられる様子は、特に後半、そんなことやってる場合か?と思わせてくれる。
メキシコ側の密入国理由は単純だし、アメリカ人の目的も明かされないしで、エンタメとして見ると、カタルシスがまるで無い。ドラマティックな要素をわざと排除してるように見える。
砂漠を国というものが切り分けてしまうということを考えると、なんとも現実味があり、やりきれない。
あんな有刺鉄線ひとつで切り分けて、それに踊らされる人間たちのアホくささ…
砂漠の茫とした雰囲気に、「バベル」に似たものを感じた。
まーなんにせよガエル&ニーガンのイケメン対決は眼福だったー
ハラハラはするが、なんで?感が強すぎ。
ジェットコースターに乗り込むときのように、無事に帰って来れるのはわかっていながらハラハラが止まらない感覚。
その緊迫感は十分ある。
ただ、なんでメキシコ人がアメリカを目指すのかの描写が物足りず。それを知りたいと思うのは自分が日本人だからか。当事者(アメリカ人、メキシコ人)なら説明不要の共通理解事項なのだろう。だから、国境を越える場面だけで十分映画の素材として成り立つのだ。
その意味で日本人である自分には、なぜあの白人が執拗に不法入国者をつけ狙うのかもわからない。ただのサイコなのか?もしかしたら何かの理由でメキシコ人に近親者(妻とか親とか)を傷つけられたか?あれではただの獣でしかなかった。その補足があれば、もう少し白人の心情にシンパシーを得られたように思えた。そこが残念。
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