ノー・エスケープ 自由への国境のレビュー・感想・評価
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なんというか全く飾りっ気のないシンプルなストーリー。結末もまぁシン...
なんというか全く飾りっ気のないシンプルなストーリー。結末もまぁシンプルと言うばシンプル。
ストーリー中に変な恋愛やロマンスを挿入しなかったのは好感が持てる。結末もなんか物足りない。唯一、犬の殺したところだけはスッキリ!※私は本来犬や動物が好きなのですが、この物語中での犬は殺人犬ということで、ご勘弁!
単調
時節柄、政治的なメッセージがあるのかと思ったら、単なるアクション映画でした。ひねりがなさすぎ。
執拗
逃げられない。
父親の作品の着想が実は息子の砂漠モノだったというのに驚く。
緊迫感焦燥感孤独感モリモリのサバイバルスリラーは手に汗を
かきっぱなしで怖い怖い。そもそもハンターがどこから狙って
いるのか犬がどこまで追いかけてくるか分からない。密入国者
を根こそぎ狙い撃ちする白人親父がトランプ砲のように思えて
なんてタイムリーな公開なのよ(日本では)と震える。そもそも
不法入国がいけないのだが後を絶たない事情もそれなりにある。
まさかのトラック故障であそこまで逃げ惑うことの恐ろしさと
息子に逢いたい父親の思いが凝縮されたぬいぐるみ!の使い方
に笑えるシーンがあるも、緊迫感が先行して息ができない作品。
(これで強制送還されたら元も子もありません。無事を祈ります)
悪役が似合い過ぎるジェフリー・ディーン・モーガン
不法入国問題は描かれない
移民の問題なんかも描かれているかと思っていましたが、そんなことはなくただただ気の狂ったアメリカ人が入国者を殺していく話。
ただめちゃくちゃ怖くて手に汗握る。最初の広い砂漠地帯での殺戮ショーが圧巻。どういう状況か分からずに逃げ惑う人々が印象的であった。
エピローグもなくただただ不気味であった。
女を助ける為に囮になり、見事に逃げ勝ち戻ってくる主人公が素敵。犬だけ特筆するのもおかしいが、気の毒。
国際問題の根深さ
近年、貧しい国や危険な国から他国への移民や不法移民が増えている。これはアメリカとメキシコの間の話だけではなく、全世界で起きていることだ。
移民はより安全で豊かな生活を目指して国境を越えようとする。受け入れる側は今の生活を崩されまいと反対する。これが今の国際問題だ。
そんな状況をサバイバルアクションで上手く表していると思った。
狩る側の人間も、移民によって仕事が減ったり、犯罪率が上がったりするのを恐れる人間なのだろう。(移民を撃ちまくっていい理由にはならないがw)
ただ今作の舞台は本編通して砂漠だけだw90分という長さでも後半は少し飽きてしまっている自分がいた。
音楽の使い方や雰囲気が「ゼロ・グラビティ」に似ていた。緊迫感が半端ではなかった。
「自由の国」の絶望
砂漠版ドント・ブリーズという宣伝文句の通り、息つく間もない緊迫の88分!マン・ハントを娯しむ白人オヤジとシェパード犬の狂気が怖くて、そして惨めでした。様々な理由がありアメリカへの国境を越えたメキシコ人達を次々に狩っていく、このオヤジが「自由の国へようこそ!」とニヤつきながら発した言葉には、背筋が凍るほどゾッとします。クライマックスの巨大な岩場での追いかけっこは、ハラハラしつつも面白くて、くまのぬいぐるみの演出もクスっとさせられるし、緊張と弛緩のバランスがとても上手な映画でした。始まりと終わりの映像は凄まじく美しくて、原題の「砂漠」というタイトルが、最初は日の出と共に、最後は夕暮れの後の星空にと浮かび上がるところに、本作のテーマの普遍性を現しているように感じられます。主演のガエル・ガルシア・ベルナルさんの演技も素晴らしくて、ダビド・シルバ似のお顔立ちも大好物でした。どんな狂犬でも、人間喰ってても、犬さん死ぬところは可哀想と思ってしまうので、犬好きな方にはオススメしませんが、今、映画館で観るべき一本だと思います!
不気味な静寂がリアル。狩る者と狩われる者との死闘。
【賛否両論チェック】
賛:追う者と追われる者との緊迫な命のやり取りを、余計な演出を加えずにリアルに描いているのが印象的。最後までハラハラさせられる。
否:雰囲気自体はかなり静かに淡々と進むので、人によっては眠くなるかも。
イメージとしては、「ハンティング・パーク」をよりリアルにした感じでしょうか。家族のためにアメリカを目指す主人公を始め、様々な理由から越境を図ろうとする人々に対し、容赦なく銃弾を浴びせる狂信的な男。双方からの視点を淡々と描くことで、今まさに目の前にある恐怖を、肌で感じることが出来ます。
変にBGMなんかで緊迫感を煽らないのも、よりリアルな空気を醸し出す良いアクセントになっています。逆に言うと、かなり静かな雰囲気で話が進むので、気をつけないと眠くなってしまうかも知れません。
グロいシーンも結構ありますので、大丈夫であればチェックしてみて下さい。
ずっとハラハラドキドキ
目をつけられるとね。。。
忠犬トラッカー
メキシコからアメリカへ不法入国するトラックが荒野で故障し、15人が国境の有刺鉄線をくぐり抜け、誰にも見つからないように砂漠を突っ走る。そこに待ち受けるのが「ここは俺の国だ!」とメキシコ人を一人一人ライフルで銃殺していく異常な愛国者。彼の相棒の忠犬トラッカーが嗅覚と足で主人を助け、荒野を逃げるしかない主人公たちをとことん追い詰め、一人また一人と殺していく。
…という、この監督の父親の作品「ゼロ・グラビティ」を連想させるシンプルなストーリーは、米国とメキシコの国境に壁を作るというトランプの愚策により、恐らく2015年の制作当時より大きな意味を持ってしまった。でも手に汗握るスリリングな映画としても、かなり楽しめる。
リアル鬼ごっこ+犬
某アプリ利用中の予告PRでですが…(本文に続く)
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