「なかなか!」ノー・エスケープ 自由への国境 BARCA!さんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか!
90分ほどの短い作品だったが、ここに内容が色濃く描かれていた。
特に追う身、追われる身という二極構造となってからの手に汗握る展開は見てる方もハラハラした。
不法入国をメインテーマとして、ストーリーが進んだが、やはり経済的格差などの生活水準の差が生む問題は深刻であるように感じた。
一方で今回のようなケースのように平穏な生活を壊された人も少なからず居る訳であり、憎悪の原因であることもメタファー気味に描かれていた。
ハッピーエンドではないように、この問題は「壁を作る」だけで終結するものではないのだろう。
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