「いろいろ足りない」ストリート・オーケストラ 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ足りない
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もっと泣けていいと思って、泣きに行くつもりでいたら、ドライな表現で全然そうはならなかった。
主人公が、元から高い才能の持ち主なのはいいとして、特に音楽にそれほど情熱や感動があるように描かれていなかった。水曜日しか授業がないようであったが、他の曜日は何をしていたのだろう。楽団に合格した後も両立が本当にできないのか疑問であった。ちょっと頑張るとか調整すればなんとかなりそうに思う。
生徒とのふれあいが少ない。どうやって音楽に気持ちを向けさせたのか大して描かれていなかった。ギャングに襲われて撃退させたとのエピソードくらいのものだった。輪になってアドリブ演奏していたけどだいぶ上達した後だった。
最後の演奏会は、てっきり重要なコンクールなのかと思っていたら自主演奏会みたいで、それなら本当に楽団と両立できるじゃんと思った。演奏会での客の表情などが一切なく、観客に受けているのか不明だった。
実話を元にしているとの事であったが、生徒が警察に撃たれて死んだのも実話なのだろうか。
スラムの感じはよかった。行ってみたい。
映画より、バラエティの再現ビデオで見た方が感動しそうだった。
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